美術史美術館 ティツィアーノ

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    Kunsthistorisches Museum 2016年8月18日 18時30分〜19時40分

    読者の皆さま、ごめんなさい。
    音楽じゃないんです・・・(冷汗)

    ウィーンが世界に誇る美術史美術館は
    木曜日は夜の9時まで開館。

    しかもその上
    18時30分からテーマを決めた特別ガイディングがある。
    更に、何とこの特別ガイディングは無料なのである(これ重要)
    (註 入場料はかかります)

    18時30分って、会社が18時までは勤務時間だから
    かなり微妙な時間なのだが
    今日はどうしてもこのガイディングに参加したくて
    同僚に
    ごめん!!!少し早く出ても良い?と聞き
    17時55分に会社から飛び出て
    (たった5分かよ、とか言う方はサラリーマン生活を知らないだろう(涙))
    実に久し振りに美術史美術館へ。

    この美術史美術館、入場料は15ユーロだが
    実は年間パスというのがあって
    これが、たったの34ユーロ。
    (19歳から25歳までは更に割引が有効で19ユーロ!)

    しかも年間パスは
    美術史美術館本館、新王宮、宝物殿、馬車コレクション
    演劇博物館とインスブルック郊外のアンブラス城まで入れるのだ。
    (更に友人を連れていくと、友人含めて14ヶ月有効という利点もある)

    宣伝してしまったが
    実は私はこれは持っていない(すみません)

    一応、なんちゃってだが、ガイド資格があるので
    ライセンス持って見せれば
    オーストリアのほとんどの美術館や博物館はフリーパス。
    (ただし商工会議所登録費用が年間130ユーロくらいかかるけど(笑))

    さて、本日はティツィアーノのガイディング。
    ガイドさんがマイクを持って
    我々参加者(50名以上いた)はイアフォン・ガイドでゾロゾロと入場。

    ひえええええええっ(冷汗)
    美術史美術館って、よく絵の場所を変更するので
    記憶にある絵の場所と全く違うところに
    全く違う絵があって・・・ 焦るよ、これは。
    一度、またちゃんと行って、メモしておかないとヤバイわ、これ。

    ティツィアーノの初期作品、ジプシーのマドンナのルームには
    何故かベリーニが一つ掛かっていて
    ティツィアーノの絵画に対向するように
    ジョルジョーネがある。
    (両方ともベリーニの弟子。ジョルジョーネは若くして死んだ)

    ベネチア派の絵画の特徴として
    輝くような色があるが
    当時(16世紀)ベネチアは
    唯一、絵の具屋さんで色を購入できる都市だったそうだ。
    (オレンジ色=金色は猛毒だったんだって(笑))

    同時に貿易港として栄えたベネチアは
    東西の文化の交わる都市でもあった。

    ジプシーのマドンナという題名は
    これがコレクションに入った19世紀に
    マドンナの髪が黒かった事で名付けられたと言う。

    ベネチア派が、ロマンティックな景色を重要視したのは
    ベネチアには海以外に景色っぽいものが存在しなかったから、と聞いて
    ついつい笑ってしまった。
    まぁ、確かにそうだよね。
    人間、ないものに憧れるし
    当時は今のように気楽に長距離の旅行も出来なかった事だし。

    ティツィアーノのベネチア絵画の美人画は
    もちろんモデルは娼婦が多かったようで
    刺青の有名なヴィオランテもあるけれど
    ガイドさんはルクレチアの絵画の説明に重点を置いた。

    ルクレチアの衣装の表現と共に
    後ろの暗いところに居るのは
    間男ではなくて、自殺を見守る夫だったそうだ。
    ううう、そうなのか、そう言われればそうだよね。
    (というか、自分の妻の自殺を止めなくて良いのか?)

    すぐに別のルームに移動して
    そこにあったのは、イザベラ・デステの肖像画。
    (これ以前はクンストカマーにあった・・・汗)

    イザベラ・デステは美術関係のパトロンとして有名で
    肖像画もあちこちに依頼して描かせたようだが
    この肖像画を依頼したのは、60歳頃だそうで
    でも、画家は以前の肖像画などを参照して
    見た目の顔は・・・どう見ても10代(爆笑)

    当時の流行の先端を行くモード発信の女性だったので
    娼婦の肖像画の薄い衣装とは全く違う豪華絢爛な衣装を纏い
    頭にはトルコ風の帽子(これがイザベラのせいで大流行したらしい)

    ガイディングはその後
    フェリペの依頼によるポエジアに移る。

    神話のネタによるアルテミスとカリストの絵画。
    本来なら主人公のアルテミスが左下に小さく描かれていて
    アルテミスが中心に
    もちろんハダカでカリストを指差しながら怒っている(たぶん)
    カリストはよく見れば妊娠している。

    ・・・でアルテミスが多産をもたらす出産の守護神って
    よくわからんが
    (だってカリストって、アルテミスの怒りを買って
     熊に変身させられて、その後、ゼウスによっておおぐま座になったんだよね)

    いやしかし、ゼウスもアルテミスに化して近寄って
    カリストは知らずにやられちゃっただけなのに
    ゼウスの娘と妻の怒りをかって熊に変身させられてしまうなんて
    人生、不公平ですね、うん(勝手に怒ってるワタシ)

    貞潔の女神アルテミスがハダカで登場する絵画は
    それほど多いわけではないらしい。
    こういう女性ほど脱がしてみたく(以下省略)

    同じポエジアのダナエ(反対側の壁にある)は面白かった。
    ゼウスが金の雨になって降り注いだ、という話だが
    ティツィアーノの絵では、雨ではなくて
    本当に「金」(この場合はカネ、とお読み下さい)になってる(笑)

    金貨が山ほど降ってくるのを
    年老いた侍女が、うわ〜カネだカネだ、と大喜びで
    お皿に受け止めている横で

    ダナエが色っぽく恍惚の表情で見ているのは
    その上にある雲・・・・と思ったら

    雲の中にゼウスの顔があるじゃん!!!

    いやこれ、写真とかで絵を見ると割にしっかり見えるのだが
    本物の絵を見る限り
    ゼウスの顔は、じっくり探さないとわかりません!!!

    ポエジー2点の間に
    世界で初の職業肖像画と言われている
    ヤコポ・ストラーダの肖像画やエッケ・ホモの話。

    エッケ・ホモだが
    ベネチアの司教が赤い服で描かれているが
    これが帽子を被っていないのは
    当時、司教が帽子を取るのは
    自分より偉い身分の人の前だけだったという理由で
    イエス・キリストの前なので帽子を被っていないのだそうだ。

    まぁ、この絵画、トルコ人とか出て来るし
    更にはハプスブルク家の紋章まで登場する上
    階段のところにある布?にはティツィアーノのサインが
    堂々と入ってるしね。

    ティツィアーノは90歳近くまで生きたので
    作品数も多く
    人気のある作品に関しては
    ティツィアーノ工房で同じような絵が何枚も描かれたらしいが

    晩年の作品のニンフと羊飼いは
    色が暗くて、タッチが粗くて
    それまでの輝くような色がなくて、ちょっと驚くが

    ガイドさんの説明では
    当時はこういう色ではなかったような話もあって

    ティツィアーノの晩年のタッチが「粗く」見えるのは
    どうも、ティツィアーノ自身の視力が衰えていたのではないか
    という説もあるらしい。

    後ろの景色にある樹は、2本に見えるのだが
    よく見れば、1本で、それに何か動物が伸びて立ってる。

    美術史美術館のティツィアーノのコレクションは
    25点あるそうで、かなり大きなコレクションと言えるらしい。

    1時間ちょっとだが、充実したガイディングで
    話は面白いし、時代背景の説明もあって
    久し振りに堪能しました ♡

    このガイディング、ガイド学校に通っている人もよく来るので
    数人が必死にノートにメモしていた。
    本来は私もメモすべきなのだろうけれど
    この美術館をガイディングする時には
    ティツィアーノだけで1時間というワケにはいかないから(笑)

    あ、そう言えば、久し振りに
    ティツィアーノのブラボーが掛けられていて
    (1年ちょっと前は掛けられていなかった)
    実は何だかこのブラボーの謎めいた雰囲気が好きな私は
    おおお、やった ♡

    来週もベネチア絵画なのだが
    残念ながら会社のパーティで参加できないのが
    ちょっと残念な気分になっている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    エッセル現代美術館 閉館決定

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      4月5日付け発表のニュースで
      ウィーン郊外クロースターノイブルクにある
      エッセル現代美術館
      今年7月1日を以てクローズするとの事。

      ショック・・・

      とは言え
      数年前に、この美術館の持ち主
      エッセル・ファミリーの企業の経営が上手く行かず
      コレクションをオーストリア連邦に買い取ってもらおうと
      依頼はしたものの

      冷たくオーストリア連邦から断られて
      かなり厳しい状況にある事は知られていた事実なので

      こういう日が来てしまうかも、というのは
      薄々感じてはいたのだが・・・

      プレス・リリースを読んでいたら
      約17年にわたって・・・とあって
      うわわわわ
      オープンの時から、もう17年・・・

      オープン直後に怖いもの見たさで行った私は
      方向音痴のために
      数回、美術館にたどり着けず(アホ)
      やっと何回目かで、迷わず到着するようになってから

      水曜日の夜6時〜9時の
      入場料無料の日に、何回、この美術館に行った事か。

      金を払わず現代美術を堪能していた
      こういう人が多いから
      美術館は潰れたのかもしれない(ちょっと反省中)

      面白かったんですよ、この美術館。
      本当に現在の前衛の最先端を行っていたから
      玉石混合で
      何じゃこれ?というものから
      ワケわからないままに、かなり感動する作品もあれば

      現代クラシックとも言える高名な作家の作品もかなりあって
      多少なりとも時代に洗われて名前が残った作品は
      強烈な印象を残すものも少なくなかった。

      若い芸術家たちのコンペティションもあって
      そこで選ばれた作品の展示もあって
      ビデオ・インスタレーションの素晴らしい作品もあった。
      (実は今でも、あれがスクリーン・セーバーになるなら
       お金出しても買いたいです)

      ウィーンにも、ミュージアム・クォーターに
      ルードヴィッヒ・コレクションと言う
      近代美術館はあるし(あくまでも「近代」で現代ではない)

      地下のベートーベン・フリース(クリムト)だけが有名な
      ウィーン分離派開館は
      今でも分離派(もちろん現代画家)の展覧会はやっているし

      楽友協会の隣のクンスト・ハウスでは
      クンスト・ハウスに属する芸術家たちの
      やっぱりワケのわからない展覧会をやってはいるから

      それなりに現代美術に触れる機会は多いのだけれど
      水曜日に仕事を早めに終えて
      会社から車飛ばして30分。
      郊外の静かなエッセル美術館で
      ほとんど人がいない現代的で簡素な建物の中で
      落ち着いて
      時々は大笑いしながら
      たまには、何じゃこれ?と顔をしかめながら
      あるいは圧倒的な迫力の前に言葉をなくして立ち尽くしたり

      そういう時間がなくなってしまうのは
      かなり寂しい。

      伝統的な美術のパトロンをしていた企業主が
      会社の業績の悪化で
      こういうメセナ活動を停止しなければならなくなったのは
      実に残念な事だが

      一回も入場料を払わず
      近代から現代に至る美術(ヘンなモノを含む)を
      17年にわたり堪能して来た、私のようなビジターも・・・
      以下省略
      何となく罪の意識が(汗)

      6月30日までに行くチャンスのある方は
      ぜひどうぞ。
      以前はマリア・ラスニックの絵が描かれた
      無料のシャトル・バスがウィーンからあったが
      (そう言えば、最近、あのバス見てない)
      クロースターノイブルクはバスも列車もあるし
      車で行くなら約30分。

      私も閉館になる前に
      ぜひもう何回かは訪ねてみたい。

      と言いつつ
      水曜日の夜のカレンダーをチェックしている
      とことん貧乏性な私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      自然史博物館

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        Naturhistorisches Museum 2015年5月27日 18時30分〜21時


        創立650周年を迎えるウィーン大学の

        特別展示会が、自然史博物館で行われていて

        夕方18時30分から

        キュレーターじきじきのガイディングを拝聴するチャンス。


        ウィーン大学の自然科学関係の展示品が色々あると同時に

        大学の変遷、学部(専攻学科)の移り変わりから

        現代の大学のコンピュータを利用した授業まで

        たっぷり1時間半、植物学、動物学、天文学から

        顕微鏡の発達史とか

        見事なガラス細工の海洋動植物の展示まで話を聞いた後


        21時までオープンしているから、と

        特別展示展から、常設展に移ったのが運のツキ・・・


        うははははは、なんだこの博物館!!!


        まず入ったとたんに不思議な既視感があるが

        これは美術史美術館と双子の建物なので(笑)


        入ったところが、鳥の剥製の部屋。

        おおお、すごい数の鳥の剥製が・・・・と

        次の部屋に行ったら、また鳥で

        更に次の部屋がまた鳥で

        (一つの部屋に私の住居が優に5つくらい入る大きさなのに)


        しかも展示が美しい♡

        まるで生きているかのように特徴を考慮して展示されていて

        うはははは、これ、面白いじゃないか。


        しかし鳥以外に何かないのか? ・・・と思ったら

        出ました、動物。

        しかも、象から小型動物まで

        これも、実に生き生きと展示されていて


        動物の部屋が、またもやズラズラ続く。


        いやもう、可愛いというか

        種ごとの展示になっていて

        私のような自然に全く興味のないシティ・ガールでさえも

        美術として観たって素晴らしい。


        で、鳥と動物で終わると思ってはいけない。


        当然、出てくるのが

        カエルとか蛇とかトカゲとか・・・これはホルマリン浸けが多いが

        ちょっと悪夢に出て来そうな数の爬虫類が

        ずらずらずらずらと展示されているのは

        え〜っとですね、人によっては気味悪いかも。


        魚になると、これは見ながら

        ああ、美味しそう(違!)


        サメだけは特別展になっていて

        サメの生態とか、牙とかが別途に説明と一緒に展示されていた。


        もちろん忘れてはならない海洋動植物もあるぞ(笑)

        珊瑚なんかは美しいし、クラゲとかタツノオトシゴとか

        名前も知らない不思議な生物も山ほどいる。


        美しいネオ・ルネサンスの建物の上から吊り下がっている

        クラゲのような不思議な生物とか(爆笑)



        更に動植物という枠内には

        蝶と蛾と、ハエにミツバチに、様々な昆虫が・・・・

        ハエの展示数なんてスゴイし

        小さなテントウ虫が大量にコレクションされている様もスゴイが

        昆虫の展示って

        どう見ても、高級用品店のボタンのコレクションに見える。




        これで終わりと思ってはいけない。

        化石のコレクションが延々と続いたのは通るだけにしたけれど

        鉱物の大々的なコレクションまである。


        しかも、いったい、このでっかい部屋が何室あるわけ?

        進んでも進んでも、全部鉱物。すべて石と宝石と

        いやいや、見ていて、美術として観たって素晴らしいし

        これを集め出したフランツ・シュテファンって

        偏執狂か(いやあの失礼)と思えるくらい

        ともかく


        すごい量・・・


        写真撮ろうかと思ったけれど

        あの量の石を見るだけで、ぐったり疲れた。

        (全部は見てません。というより全部説明されたら

         ガイディングだけで1ヶ月以上かかりそうなんだもん)


        カエルだのトカゲだのヤモリだの

        大量のヘビだののコレクションは

        恐怖映画に出て来そうだが(笑)


        意外や意外に面白いではないか。

        ハプスブルク家の変人・・・じゃなかった

        君主たちが集めた、すごい量の変人コレクションに

        現代に続く研究所が加わって

        生物全体、鉱物や化石などの壮大なコレクション。


        ミュージアム・ショップに入ったら

        あらら、ここにも

        動物のミニチュアとか

        ヘビとかカエルとかトカゲとかのミニチュアが・・・


        この間、オルト城でヘビだのカエルだののお土産を見たばかりなのに

        高度成長時代に東京で育ったシティ・ガールのワタクシが

        なぜ、またヘビのミニチュアを・・・

        (買ってオフィスに置こうかと真剣に考えたのは

         かなり田舎に毒されて来ている証拠かもしれない、うううう)


        これだけ展示物が多いと

        ガイディングとかの依頼を受けたら困りそうだが。

        (誰も依頼しません。どこの旅行会社もツアーに入れてない(笑))


        毎週水曜日は21時まで開館していて

        中のレストランがビュッフェ・ディナーを提供している。

        だから入った時に、すごく良い匂いがしていたのか。

        スタンダード・ビュッフェで46ユーロ(飲み物別)

        二人でデラックス・ビュッフェを取れば、飲み物込みで2人で126ユーロ。

        博物館の入場料も含まれているから、良心的な値段ではある。


        レストランはほとんど満杯だったけれど

        みんな食べる事に集中していて(ビュッフェです=食べ放題)

        誰も博物館の展示に行っていなかったので

        (まぁ、虫だのヘビだの見ながら食べても(笑))

        展示ルームは空いていて

        時々、気味が悪いくらいだったが


        この博物館の凄さというのは

        本当に行ってみないとわかりません(断言)


        ミュージアム・ショップで

        ヘビのミニチュア買う代わりに

        展示品トップ100という本を買ったので

        しっかり読んで、また行こう、と画策している私に

        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        ちなみに、最も有名な展示物と言えば

        ヴィレンドルフのビーナスだろう。


        写真はオーストリアのサイト aeiou から拝借。

        (自分で撮影する勇気がなかった)

        25000年前の豊穣の女神である。実際に観てみると感慨深い。



        現代芸術 エッスル美術館

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          多少自重しているこの頃(どこが?!)

          水曜日が空けば

          私の足が向くのは


          エッスル美術館


          オーナーの息子は現代音楽の作曲家で

          時々、現代音楽のコンサートでも作品を聴くけれど

          この一家は、現代芸術のパトロン一家なのである。


          しかも嬉しい事に、毎週水曜日の18時〜21時までは入場料無料。

          オフィスから車で20分位。美術館から自宅までも20分位なので

          ウィーン市内ではないけれど、行くのには便利。


          今日は朗読会をやっていたので

          (これも無料だが、ブンガクが絶対的に理解できないワタクシには無理)

          一部の展示を見ていない。

          (さすがに朗読会をやっている部屋に入っていく勇気はない)


          さて・・・

          現在展示されている展覧会その1のテーマは


          Sehnsucht Ich 


          何と訳そう。直訳すれば「憧れ 私」なのだが

          Sehnsucht というドイツ語はブンガクに多用されていて

          憧れ、という楽観的な内包ではなく

          もっと強い感情、求めても求めても得られない焦燥という意味合いがある。


          自分という存在を突き詰めて

          絵画という方法で表現する、というテーマと思った方が良い。


          それから、若い芸術家たちを奨励するエッスル賞の受賞作品展示。


          で・・・・ですね。

          何が言いたいかと言うと


          美術が「美」術でなくなって、すでに長いし

          音楽が音「楽」でなくなってからも、かなりの年月が経ってはいるのだが


          現代芸術作品って

          芸「術」でないものも結構あるし

          思いつきだけでアイデア・オンリーというのもあるし

          (まぁ、それは意外に笑えるモノがあって、否定はしない)

          ただ、何か、ほとんどの作品が


          暗いっ!!!!!!


          色彩とかじゃないよ?

          雰囲気とか、芸術家の主張とか、表現とかが


          現代社会へのあからさまな批判となっているか

          人間の暗い暗い暗い部分を暗く表現しようとしているか


          どちらかに集中していて

          どの作品見ても、あんまり楽しくないのだ。


          だって、現代絵画のほとんどが

          ムンクの「叫び」みたいになっているのが現状で(涙)


          キルケゴールの実存主義あたりから

          人間の社会からの疎外とか

          何か、こう、面倒で、頭の良い方でないと理解できないような

          そういうモノを芸術が表現しなくてはならず

          人間の狂気とか社会批判とか、暗い部分を出さない作品は

          高尚ではない・・・・みたいな風潮、何とかなりませんかね?


          まぁ、それはシリアスな現代音楽についても言える事だが(ため息)


          それに代わって頑張っているのが

          インダストリアル・デザインであって

          これは、ウケて商品が売れなかったら死活問題なので

          そりゃ、良いデザインが出回るワケだ。


          現代芸術は別に売れなくても

          政府から補助は出るし

          将来的に財産になるかも、というインテリの偉い方が購入されるし(たぶん)

          今の芸術家って、まぁ、もちろん全員じゃないけれど(というか一部だけだが)

          かなり恵まれているのではないか、と

          嫉妬混じりで思っちゃうイケナイ私。


          まぁ、アイデア「だけ」という作品で

          そこそこ笑えるモノは許す(って偉そうだが)


          かなり数の多かったビデオ・クリップのなかで

          コンサート・ホールの舞台に何人も指揮者が立ち

          それぞれが勝手に何かを指揮している、というビデオは笑えた。


          家具ショップのIKEAの買い物カートに

          ボール紙に包まれた家具が乗っていて

          あれ? 何か展示するものを運んでいる途中なのかしら?

          と思ったら

          立派な「作品」で(どこがだっ!)

          ボール紙の包装に「パンドラの箱」と書かれているとか。


          床にサムソナイトのアタッシュ・ケースが開かれていて

          その中で2ユーロ硬貨が、ひたすら廻っているというのも

          ちょっと可愛かったな。

          (下の台が大きな装置になっているのだろうが

           コンパクトにまとめているのであれば、あれ、私も欲しい)


          ビデオ・クリップで

          ただただ、ずっと色々な人が立って

          様々な景色の中で、こちらをジッと見つめている、というフイルムで

          (周囲に人がいなかったので)

          ついつい、正面に立って、手を振ってしまったのはワタクシです。


          あと、テレビっぽいビーマーを

          ディスコのミラー・ボールに映して回している部屋もあって

          (周囲に人がいなかったので)

          ついつい踊ってしまったのもワタクシです。


          (すみません、文句つけながら

           結構、目一杯(しかも無料で)遊んでます(爆))


          ちゃんとキュレーターの解説付きで鑑賞するのであれば

          面白いのかもしれないが

          解説がないとわからない芸術というのも

          ちょっと問題じゃないか、とも思うんですけど。


          まぁ、見てみて

          何だこれ?と作品の方が

          妄想を刺激するのは確か。

          時々は現代美術(「美」はないとしても(笑))に触れるのは

          頭の体操にはなる(しかも水曜日は無料だし(わはは))


          日中はウィーンからシャトル・バスが出ているので

          バロックやロココに飽きた方は、ぜひどうぞ。

          建物が現代建築で

          庭にあるウサギの彫刻は傑作(これを観るだけでも行く価値あり)


          明日のコンサートの後

          明後日は本社のクリスマス・パーティで

          午後にはウィーンから400キロ離れた田舎に

          強制輸送される私に

          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          この美術館、外に出ると、向こう側に

          立派なゴシックとバロックの

          クロースーターノイブルク修道院が

          夜間照明に映えて、とってもキレイ(笑)


          21er Haus

          0
            ウィーンの南駅が解体されて
            現在、中央駅建設が始まっているのは周知の事実だが
            (2015年には駅として機能するようにして
             2019年には完成・・・と書いてある、一応。
             あまり誰も信じてはいないが。
              詳しい情報は ここ ただしドイツ語のみ)

            その横に、21er Haus と呼ばれている建物がある。
            大昔は、現代美術館だった。
            それから何年か、一応、建っているけれど、誰も顧みない、という建物で
            その後、ベルベデーレが管轄下に組み入れて
            2011年11月に再オープンとなった。

            14時にガイディングがあるとサイトで見て
            フォームから申し込みをして、行ってきた。

            建物そのものは1958年、ブリュッセルの万博に作られて
            1962年に、現在の場所に移されたもの。
            ブリュッセルの万博の時は、軽い建物を、という設計で
            下の部分はなかったそうだ。
            2007年から改築が始まり、下の部分、地下の部分を足した。

            オーストリアの新進芸術家をテーマにしていて
            現在行われている展覧会は

             ユートピア 総合芸術

            英語の字幕のついたクリップがここにあるので
            お時間のある方はどうぞ。

            ガイディングは建物の情報は最小限に留めて
            展覧会のいくつかの作品に言及。

            うううううん・・・・ (-"-)

            いや、ワタクシ、現代芸術、好きですよ。

            観ても何にもわからなくて
            頭から100個くらいのクエスチョンマークを盛大に打ち上げながら
            いったい、これは、ナンなんであろう????? と
            考えて考えて考えて
            自分の妄想の世界に飛ばせてもらうか
            それでも、よくわからん、あっはっは、要は冗談ね、と
            自分の理解力のなさを忘れて、笑ってしまうか。
            (という、非常に貧しい芸術鑑賞眼の人間なのだ。
             まぁ、仕方ない (-_-;))

            キュレータの話によれば

            リヒャルト・ワーグナーの楽劇に見られる総合芸術の概念は
            芸術と社会と人間を含む「総合」を目指すものの
            それはあり得ないユートピアであって

            だから何? (こらこら!)

            更に、総合芸術の動きの一環として
            ヨゼフ・ボイスの、カッセルのドクメンタでの
            7000本の樫の木プロジェクトとか

            オーストリアの芸術家団体が
            路上生活者の医療援助をする運動とか

            それのどこが、芸術活動????

            まぁ、キュレータさんも

              「芸術活動という名目であれば
               当局の許可が下りやすいから」

            とか、ワケのわからない事を言っていたから
            ご当人も、それが「芸術活動」だとは思っていないのだろう。わっはっは。

            1階(ヨーロッパ風に言えば「地階」)にあった作品のうち
            教会を、魚を捕らえる針金の上に、ブリキで作って
            窓から目が見てる、みたいな作品などは
            キュレータ女史がしてくれた説明より
            もう少し拡大解釈できるなぁ、というところもあったけれど

            ああいう作品を見ると

            あぁ、現代芸術って、作品としての美しさとかではなく
            いかにして、
            観ている人間の妄想を掻き立てるか
            というのが
            主題なのだなぁ、とつくづく思ってしまう。

            あと、マレーヴィッチを立体にしました、みたいな作品もあって
            マレーヴィッチの黒の正方形が、約100年後には立体になります、って

            ふ〜ん(自爆)

            2階のビデオ展示には、結構面白いものがあって
            芸術家の村運動と、ハリウッドを組み合わせたものとか

            ルネサンスの名画の人物を、生身の人間してしまって
            それを、写真のようなビデオのような作品にしたものとか
            (ベラスケスとかフェルメールとか知ってると、モロに笑える)

            建物は、そんなに大きくないから
            地下のヴォトルバのコレクションまで含めて観ても
            そんなに時間はかからない。

            建物自体は、コルビジェや
            ミース・ファン・デア・ローエの影響が強い。
            建築に興味ある方は、ぜひ一度、ご覧下さい。

            相変わらず寒いけれど
            来週は少し気温も上がりそう、という予報に喜んでいる私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            ツィッターのアイコンを着せかえて
            ちょっと、おねだりバージョンにしてありますが
            (スマート・フォンは見えないみたい。コンピュータのみ)
            どうせ、今年も誰も、何もくれません。
            (って、本当は、あげる方じゃないのか?
                ・・・ というツッコミはなしね (^^ゞ)

            エッセル美術館 Neo Rauch & Rosa Loy

            0



              最近、このパターンが多くて f(^^;) すみません。



              カンの良い方はおわかりの通り ここ です。

              建物そのものも現代建築で
              私はこの中庭にある1枚目の写真の、飛んでるウサギ?が
              何故か、とても好きなのだ (彫刻としては、かなりデカイです。念の為)

              ちょっと残業時間が延びたので
              ガイディングには間に合わなかったが
              この間の Wolfgang Herzig 作品を、一つ一つゆっくり見てから
              新しい展示 HINTER DEN GäRTEN へ。

              ドイツの2人の画家 Neo Rauch と Rosa Loy の共同展示会。

               

              絵は公式サイトから拝借。
              左が Neo Rauch (♂) 右が Rosa Loy (♀)

              Neo Rauch の作品は以前にも何点か観たけれど
              一つの絵画の中に
              ものすごくリアルな部分と
              ポップカルチャー的な部分
              遠近法が歪んで使われているところと
              異様に平面なところが、不思議な混在を見せる。

              上の絵だって、小さい写真だからわからないけれど
              実際の作品は、むちゃ大きくて
              潰れて見えないけれど
              背景に書かれている緑の木々のリアルさがスゴイのだ。
              まるで、本物のむせかえるような葉が輝いているような背景に
              またこれ、リアルな上着を着た
              ポップ・カルチャーな人物が
              遠近法を無視して、張り付けたような人物を後ろに
              何かやっているところに
              不思議な物体が浮かんでいるという

              何だか、ま〜ったくわかりません(自爆)

              いや、わからなくて良いのだ、現代芸術だから (・_*)\ペチ

              色々な様相が混在する Neo Rauch に比べると
              Rosa Loy は、如何にも女性らしい具象画を描く。
              並べてしまうと、Rauch が印象的過ぎて
              Loy の個性が平凡なモノに見えてきてしまう。

              現代画とは言え、モロに具象の世界なので
              その中で、文化と比較しながら、シンボルを見る事もできる。

              しかし、現代芸術というのは
              社会批判とか、そういうモノを取り上げて
              問題提起しなければならない、というのは、お約束ゴトなんですかね?

              抽象画だと、そんなに感じないけれど
              具象画になると、何だか、暗いテーマが多くて、ちょっと気が滅入る。

              マリア・ラスニックなんかは具象と抽象の間にあって
              見て、何となく気持ちが良い絵が多いので
              子宮で描く画家、とか、一部では悪口を言われているのだが
              絵画の存在意義を見直すのであれば
              観て気持ちのよくなる絵画という現代作品の方が、観賞するには楽。
              (マックス・ヴァイラーの絵なんかは、そういう感じだった)

              行き帰りの車の中のオーストリア・ラジオ放送局1番では
              チャイコフスキーを流していて
              あの、ウエットな、ほら感激しなさい!というメロディに
              モロな具象画の画家3人(Herzig を含む)の作品の記憶が重なって
              飽和状態になりながらの帰宅だった私に

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              実は Volksoper のマリー・アントワネット(バレエ)に行こうか、とも
              考えていたのだが、19時からの公演って
              仕事してると、けっこうキツイのだ・・・


              エッセル・コレクション

              0
                水曜日に何もなければ
                (あるいは、むちゃくちゃ暑かったりしなければ)
                私の足が向くところ ・・・ 読者ご存知の通り

                 エッセル・コレクション 

                毎週水曜日は、夜の9時までオープンしていて
                加えて、夕方6時〜9時までは入場無料という
                貧乏人 現代芸術ファンには嬉しい私立美術館である。

                まぁ、水曜日だけしか行かない、というワタクシのような人は
                あまり歓迎されないのかもしれないが (自爆) ← カオばれてるし f(^^;)

                仕事を早めに終える事ができて
                夕方7時過ぎに入ったら
                最初のルームで、あれっ? 何か、若くてカッコイイ男性が
                数人のお客さまを前に、作品の解説をしてる・・・・

                そう言えば、無料のガイディングがあります、みたいな記載が
                どこかにあったような気がする。

                「すみません、一緒に聞かせていただいても良いですか?」と
                ガイドさんに質問したら、「ぜひどうぞ」という答え (^o^)

                大きな特別展が9月1日から始まるので
                展示は、Wolfgang Herzig と Focus : Abstraktion
                そして、上の階の Tobias Rehberger のみ。

                最初の展示 Wolfgang Herzig は、今年70歳になるオーストリアの画家。
                エッセル氏が最初に購入した絵というのが ↓ これ。



                (写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)

                3つのルームに、それぞれの時代の絵があって
                画風の変遷がよくわかる。
                上にリンクしてある公式サイトのギャラリーでも
                時代ごとに分けてあるので、ご興味のある方はどうぞ。

                2つ目の部屋にあった、かなり大きな絵は、これ ↓


                (写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)

                連想すると、スーラか、アレキサンダー・カッツか
                タッチは繊細だし、ものすごい高度な技術と構成力で、かなりリアル。
                でも、人間の疎外がよく表現されている。
                (誰も他の人とコンタクトしていないのだ)

                後期の作品になってくると
                初期の華やかな色が影をひそめて
                パステル色の、でも、暗めの色調が中心になってくる。

                ガイドさんの話だと
                この画家は、とても社会的な問題に関心があって
                弱者を、リアルに、でも暖かい目で描いていると言う。

                確かに、リアルなのだが
                人物が、とても柔らかく、ある意味、とても人間が好きなんだろうなぁ、と思わせる。

                後期作品で、チクルスになっている社会批判的な色彩を帯びた作品もある。
                若くてハンサムなカッコイイ ガイドさんの説明を聞くと、よくわかる。
                具象絵画だから、まぁ、じっくり鑑賞すれば、内容は誰でもわかるけど。

                Herzig の展示会場を越えると、奥の部屋では
                Focus : Abstraktion という、これは、モロに抽象絵画だけを展示。

                色だけ、あるいは、カタチだけで作られた世界だが
                時々、圧倒的な迫力を持って迫ってくるものがある。
                (ほら、ワタクシ、コブラとか好きだし・・・ (^o^))

                最後の小部屋に集められていた
                Hans Bischoffshausen (1927 – 1987)の作品がステキ。

                ガイドさんの話では、パリに留学して
                フォンタナと親交があったそうで
                (ついつい、キャンバス切る真似して、ガイドさんに笑われた f(^^;)
                 でも、知ったかぶり、好きなんだもん)
                キャンバスに絵の具を盛り上げたりして
                二次元から三次元への移行に貢献した画家の一人。

                その後、上の展示場に入って
                Tobias Rehberger の彫刻作品展へ。

                 「この彫刻家の作品は、隣のショップで
                  30ユーロにてライセンスを購入する事ができます。
                  ライセンスを購入した人は、作品の写真を取ったり、サイズを測ったりして
                  同じ作品を作る事ができる上
                  出来あがった作品の写真を、彫刻家に送り
                  その出来が満足行くものであれば
                  彫刻家は、自分の作品として、カタログに載せます。
                  これを持って、ライセンス所持者は
                  その彫刻家のオリジナル作品を所有する事になるのです」

                     ・・・・ 唖然 (/_)/

                いや、言われてみれば、すごいアイデアかも。
                自分は何もしないでカネが入ってくる。

                でも、展示してある作品(これも彫刻家が自分で作ったのではないそうだ)は
                どれも、これも、作品として大き過ぎて
                ワタクシには作れません (自爆)

                無料のガイディングの後は
                カフェーで無料のスパークリング・ワインのご招待、というのもあったが
                車で来てますから、と、スパークリング・ワインはお断りして
                最後の15分で、もう一度、一人で展示を観て
                閉館ギリギリに外に出た私は

                明日のオープニングの準備で来ていた若き芸術家に声をかけられ・・・

                え? 色っぽい展開????
                         ・・・・ にはなりません(自爆)

                オートバイが壊れて(エンジンがかからなくて困惑していた)
                ウィーンに帰るなら、都合の良いところまで乗せていってくれないだろうか

                若くてハンサムで素敵な芸術家なら、いつでもどうぞ(こらこら!!!!)

                ウィーンまで20分ほどの道のりを
                グラフィックの芸術家と、現代芸術や、日本のコミック文化について
                楽しいおしゃべりをしながら、帰って来たのであった ↑(^^_)ルン♪

                明日のオープニングには来るの? と聞かれたけれど
                確か、招待状は来ていたが、仕事があるから行けません (^^ゞ
                11月中旬までの展示だから
                またいつか水曜日の夜に、無料で行く予定。
                (入場料払って見よう、という発想が全くない奴)

                若いカッコイイお兄さんを2人見たから、というワケではないが
                (いや、それもあるけど)
                楽しい現代美術鑑賞の時間だった。

                現代芸術も楽しいモノがたくさんある、と声を大にして言いたい私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。

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                ・・・ まぁ、水曜日に無料でしか行かない私に
                現代芸術をお勧めする資格はないんですけどね(笑)

                エッセル・コレクション

                0

                  12月26日はステファン聖人の日で祝日。

                  日曜日だけど(怒)

                  いつも思うが、日本の振替休日という習慣、実に羨ましい。
                  日本の祝日の方が、オーストリアに比べて断トツに多いのに
                  更に(以下省略)

                  さて、風邪も治らず、かと言って、一日、家に閉じ籠もっていても
                  体調は良くならないような気がする。

                  ウィーン郊外のクロースター・ノイブルクにある現代美術館
                  エッセル・コレクションが、今年も、入場料無料キャンペーンをしている。
                  (2月27日まで)

                  メイン展示は
                  >INDIA AWAKENS< Under the Banyan Tree
                  (リンクを意図的にドイツ語のサイトにしているのは
                   このサイトのみ、キュレータのビデオが入っているから。
                   ビデオでのキュレータの解説は英語。 あまり役に立つ内容ではない

                  ふ〜ん、インドねぇ ・・・ ( -_-)

                    と思って行ったのだが、これが、皆さん、いや、意外に

                        面白い!!!

                  何ともエネルギーに満ち溢れていて
                  現代芸術+インドの古来の文化+現代の IC 産業 エトセトラ
                  の融合で、マンガっぽいモノあり、ビデオ・クリップあり。

                  同じ階の別のスペースでは
                  ドイツの画家 Albert Oehlen が、自分の好きな作品を展示している。
                  とある個人の好み、という視点からの作品選択が楽しい。

                  上の階では、Erwin Wurm の Narrow House の展示。
                  長さ16メートル、高さ7メートルの家は、外にバッグを置いて中に入る事ができる。
                   
                  入るとギョッとする(笑)

                  幅が、ものすごく狭くなっていて
                  キッチンも居間も、トイレもベッドルームも
                  本棚にある本や、掛っている写真さえも、幅だけが異様に狭い。

                  何の意味があるのか、さ〜っぱりわかりませんが(笑)

                  オーストリア人に多い デブ 幅の広い人は、つっかえるんじゃないだろうか。

                  クリスマス休暇に入る前に、彼氏もどきが
                  「音楽なんて、楽しく聴ける BGM で充分じゃないか!」と宣り給ったので
                  「アホ、芸術は人生を変えてしまう力も持つのだぞ!」と
                  偉そうに言い放ったは良いのだが

                  こうやって、現代芸術を からかって突っ込んだり マジメに鑑賞しても
                  あんまり、その、あの、人生観を変えてしまう程のインパクトは ・・・ ない。

                  現代芸術を鑑賞する時は、いつも、クエスチョンマーク全開で

                  いったいコレは何だろう?
                    作者は何を言いたいんだろう?
                     これは、何を表わしているのだろう?
                       
                       だいたい、こんなモンに意味なんてあるのか?

                  という、自問自答を繰り返すのが面白いので
                  それで人生観が変わる ・・・ とか言うのは ・・・ (沈黙)

                  芸術が「心地よいアイテム」だけで終わってしまう時代は
                  既に終わっている。

                  かと言って「社会システムを破壊しよう!」みたいな
                  一見してすぐにわかる、声高に叫んでいるアカラサマな作品は
                  疑問の余地がないので、どうも好きになれない。

                  まぁ、そんなこんなで
                  色々な思索に誘い込んでくれる、という意味で
                  現代芸術は、めちゃくちゃ疲れていない時には面白い。

                  それに、2月27日までは入場料無料だし (← これ大事(笑))

                  ウィーン在住の方、タダで頭の運動をするには良い機会ですから
                  ぜひどうぞ。
                  今日も子供連れの家族とかが、けっこう入館していた。

                  (で、展示会のあちこちに
                   「どうぞ、作品に障らないで下さい」という看板が出ていた。
                   無料に釣られてくる人たちって、面白半分で作品を触ったりするのだろうか??
                   常識のない人も多い、というコトか。残念だ)

                  考える楽しみ、勝手に解釈する愉悦を味わえる現代芸術だが
                  あんまり意味はないんじゃないの?とかも思ってしまうワタクシに
                  どうぞ1クリックをよろしくお願いします。

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                  ウィーン美術大学付属のギャラリーが再オープン

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                    ウィーン美術大学付属のギャラリー
                    3年ほどの改築工事がやっと終わって、9月23日からオープン。

                    4月にオープンしている予定だったのだが

                                                 今、9月だよね?!  

                        まぁ、オーストリアの工事って、そんなモノだ。
                        今さら、誰も驚かない。オープンしただけ、マシ。
                        (↑ オーストリア慣れ。こうなると、人生、かなり楽になる(苦笑))

                          シュヴァルツェンベルク宮殿なんて
                          数年前から、ずっと工事中で、いつオープンするのか全く不明だし。


                    ニュースによれば

                    1) ギャラリーまでのエレベータができた。
                    (今までは、延々と階段を登って、ゼイゼイ言いながら入った)

                    2) 盗難防止のための最新設備が整った。

                    3) 日中の光を取り入れるギャラリーになった。
                      (その代わり、いくつかの絵には、時間によっては日光が反射するらしい)

                    4) 時代を辿って、最後にボッシュの祭壇画という順序に並べ代えられた。

                    5) ただし、展示会場が30屬らい小さくなったために
                      前より展示絵画が少なくなっている。

                    6) 隣に別途会場を作り、そこでは現代芸術の展示をしている。

                    とのこと。で、ウエブ・サイトを調べたのだが
                    開館時間の記載はあるものの

                      入場料がいくらか、全然書いてないっ!!! (((^^;)(;^^) ))

                    あれだけニュースで取り上げられたら
                    ウィーンっ子たちも、こぞって行く(かもしれない)
                    そのうち、私も行って来よう。

                    この美術館、ボッシュの祭壇画もそうだが
                    ルーベンス、ジョルダーノ、ティツィアンにボティッチェリまである。

                    この美術大学の建築家はテオフィル・フォン・ハンゼン。
                    (ご存知、楽友協会、証券取引所、軍隊博物館、エップシュタイン宮殿、国会議事堂なども
                     この建築家の手による)
                    極限まで柱の数を制限したギャラリーは
                    (少なくとも改築前は)広々として、人がいなくて静かで素敵だった。

                    入場料が書いていない、というのも、何とも胡散臭いけれど
                    オープニングの特別期間だけ入場料タダ、とか言うワケではなさそう。

                    かと言って、そんなに高い入場料を取ったら、誰も来なくなるから
                    ワタクシ的な推測だと10ユーロくらいかなぁ。

                    あ、もう一つ、入場料の話だが
                    美術史美術館 及び その管轄下にある
                    演劇博物館・民族博物館・新王宮・馬車コレクション・宝物殿
                    アンブラス城(インスブルック郊外)まで有効な年間チケットが29ユーロという話は
                    いつだか、書いた事があるが
                    ウィーン劇場のチケットをピック・アップにいったら
                    上の方に大きなポスターが貼ってあって

                        「ウィーン劇場のチケットを出すと
                        29ユーロの年間チケットが割引になって27ユーロ!」

                    え?

                    美術史美術館のウエブ・サイトにも
                    ウィーン劇場のウエブ・サイトにも、そんな事、書いていない。
                    もしかしたら冗談かもしれないし
                    既に、そのプロモーション期間は終わっているかもしれないのだが ・・・

                    これも、早めに確かめて、ご報告します。

                    かくも、オーストリアというのは、細かいところの詰めが甘い。
                    でも、私もそれに慣れちゃって
                    だんだん、自分の仕事の詰めも甘くなってきているからなぁ・・・\(__ ) 反省

                    詰めが甘い記事で申し訳ございませんが
                    どうぞ1クリックをお願いします m(__)m

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                    リヒテンシュタイン美術館

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                      リヒテンシュタインと言えば
                      切手と観光で有名な、スイスとオーストリアに国境を接した
                      リヒテンシュタイン公国だろう。

                      この国の君主、リヒテンシュタイン家の財産・所有地は
                      リヒテンシュタイン公国の面積より広いそうだが(笑)
                      そのうちのいくつかはウィーンにあり
                      一般公開しているのが

                      リヒテンシュタイン美術館

                      リヒテンシュタイン家の財産からの一部を一般に公開している。
                      もちろん、お城もリヒテンシュタイン家所有の、盛期バロックの建物。
                      旧市街にも、もう一つ、お城があるが
                      これは、現在改築中で、将来はビーダーマイヤー時代の芸術作品を展示するとのこと。

                      水曜日・木曜日を除く毎日10時〜17時。
                      常設展10ユーロ、特別展が4ユーロの加算になる。

                      日曜日は「芸術・音楽・グルメ」というパッケージで30ユーロ。

                      おおっ、高いっ (*_*) と思ったが
                      入場料(常設展+特別展)に、2コースのランチ(飲み物別)
                      11時か15時のミニ・コンサートと、13時30分からのガイディング(ドイツ語)が
                      全部入って、この値段はお得。

                      リヒテンシュタイン宮殿の敷地内にあるレストラン「ルーベンス」は
                      本宮殿の正面玄関向かって右側の建物+お庭。

                      雰囲気抜群。夏には、庭のテーブルが良い感じ。
                      ウィーン市内(9区)でありながら
                      何だか、田舎にいるような
                      すごく上品な貴族のお宅に伺っているような
                      自分も上品になったような感じがする(大いなるカンチガイ)

                      何でこんな事を書いているかと言うと
                      ガイドの国家試験に合格して、ガイド・ライセンスを持っていても
                      このリヒテンシュタイン美術館は
                      更に、リヒテンシュタイン美術館から「ガイドしてもよろしい」という許可をもらわないと
                      ガイドができないのだ。

                      いや、別にガイドとして仕事していないから関係ないのだが
                      そういう「資格」は取ってしまえば、こっちのもの(こらこら)

                      というワケで、美術館とコンタクトして
                      11時30分からの特別展示展のガイディングと
                      13時30分からの、常設展のガイディングに参加させてもらった。

                      もちろん、φ(..)メモメモ しながら
                      各1時間30分のお勉強をさせてもらったのだが
                      今まで、何回も行っていても、時々展示物が変わるし
                      (リヒテンシュタイン家所蔵の美術品の約15%がここに展示されているそうだ)
                      美術の専門家が、きっちりと押さえてくれるので
                      新しい発見がたくさんあった o(^o^)o

                      ガイドさん曰く
                      「美術史美術館に行く時間がなかったら
                       こちらに来れば、クオリティとしては負けないものが揃っている。
                       しかも空いてるし」

                      わっはっは、確かにそうかも。
                      ルーベンスの素晴らしいコレクションには目を見張るし
                      ファン・アイクの肖像画や、アーキンボルトまである。

                      ここは、あくまでも「個人の邸宅」なので
                      絵の横に「解説」がない。
                      部屋の隅に、写真入りの解説ペーパーがあって(持ち出し禁止)
                      日本語もある。これを部屋に入ったら手にして、美術品を鑑賞する。

                      机やキャビネットなど、さりげなく置いてある「家具」も美術品である。
                      もちろん、絵の前に、不粋な柵などは存在しない。

                      こういう「個人の邸宅」が美術館になっているって、すごく素敵 (*^^*)
                      入場券を買うと、金属のバッジをもらえるので
                      これを胸につけていれば、その日の美術館の出入りは自由。
                      庭を散歩したり、コーヒー飲んだりしてから
                      また、美術館に入って、ゆっくり絵画や家具を鑑賞する事もできる。

                      ご興味のある方は、ワタクシがガイディングします・・・・って
                      一応、資格だけは取ったけれど
                      ガイディングがちゃんと出来るようになるためには
                      もう少し、勉強せねば ( ;^^)ヘ..

                      あまりに順位が下がったので
                      恥を忍んでクリックお願いを、ここに付ける事にしました。
                      よろしくお願いします。

                      以前の登録情報がわからなくなってしまったので
                      登録しなおしで、再出発です。でも、ネタはオタクで一般ウケしませんが・・・
                      すみません。押して下さいませ m(__)m

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