ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 1回目

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年2月15日 19時30分〜22時10分

    Wiener Symphoniker
    Wiener Singakademie
    Opernschule der Wiener Staatsoper
    メゾソプラノ(マルガレーテ)Kate Aldrich
    テノール(ファウスト)Saimir Pirgu
    バス(メフィストフェレス)Nahuel Di Pierro
    バスバリトン(ブランダー)Edwin Crossley-Mercer
    指揮 Philippe Jordan

    Hector Berlioz (1803-1869)
    La damnation de Faust
    Dramatische Legende in vier Teilen op. 24 (1846)
    Konzertante Aufführung in französischer Sprache

    かなり以前から楽しみにしていて
    明日のチケットはもともとチクルスで持っているのだが
    もう1回、今日の分もわざわざ購入していた
    ベルリオーズの「ファウストの劫罰」なのだが

    もともと、メフィストフェレス役はミヒャエル・フォレが予定されていて
    フォレがキャンセルしたのでイルデブランド・ダルカンジェロが代役になり
    しかも、そのダルカンジェロが当日直前に病気でキャンセル。
    加えて、ブランダー役のフローリアン・ベッシュも病気でキャンセル。
    35歳のブエノス・アイレス出身のバスと
    フランス出身のバスバリトン2名が
    コンツェルトハウスでのデビューとなった。

    まぁ、オペラみたいに歌手でチケット買う訳ではなく
    私は、この「ファウストの劫罰」を聴きたかったので
    どうでも良いとは言わないが(以下省略)

    この作品、1回だけナマで聴いた記憶があるので
    調べてみたら
    2013年2月22日トゥルーズ・キャピトルとソヒエフで聴いていた。
    (すご〜くおヒマな方、記事はこちらです)

    天井桟敷の超貧民席で舞台は見えないので
    今回は最初から最後までリブレットを見ていたのだが

    あ???

    ファウスト、全然、悪人じゃないじゃん。
    メフィストフェレスからマルガレーテを紹介されて
    (というより、マルガレーテの家に忍び込んで
     マルガレーテが「トゥーレの王」を歌うところを
     カーテンの裏側から聴いているという・・・(絶句))

    恐るべきストーカーのはずなのに
    マルガレーテも恋に堕ちて
    ファウストと会いたいばかりに
    ファウストからもらった睡眠薬をお母さんに飲ませていたら
    量を間違ってお母さんを殺してしまい
    (まぁ、そこらへんワケわからん。リブレットはベルリオーズ作です)

    メフィストフェレスが
    マルガレーテが殺人容疑で逮捕された
    救いたかったら、この書類にサインしろ、と言われて
    ホイホイ、サインしちゃって

    どっか〜ん、ファウストは地獄落ち。
    マルガレーテは救われて天国へ。

    ゲーテの話と全然違うじゃないか!!!😡

    しかし、ベルリオーズの音楽、恐るべし・・・
    リブレットに頭突っ込んでいると
    フランス語の詩の内容にぴったり合わせて
    見事な音楽の変容があって

    ぶっ飛びのオーケストレーションに
    とんでもない和声の移行があって
    時々、単音のメロディ・ラインは
    どう聴いたって100年後の無調だよね。

    一つ一つのシーンの情景描写が、実にリアルで
    ほとんど後期ロマン派のリヒャルト・シュトラウスの世界。

    もともとオペラではなく
    コンサート上演として考えられていて
    オペラでもあり、オラトリオでもあり
    コンサート形式で聴きながら
    音楽による描写で、聴衆の頭の中の妄想を
    最大限に掻き立てるように作られている。
    (ちょっとバッハのマタイ受難曲とかと似てる。
     そんな事を言うと、バッハのファンに殴られる可能性は大いにあるが)

    テノールのサイミール・ピルグって
    国立オペラ座のアンサンブルに居たような覚えがあって
    以前、オペラ座の何かで聴いたような気がするのだが

    こんなに甘い声の魅力的なテノールだったっけ????

    いやもう、何と言うか、うはうはうは(混乱中)
    ともかく、むちゃくちゃ声がチャーミング。

    しかも、高い声まで、自然に透き通った美声だし
    ピアニッシモで歌っても声が天井桟敷まで飛んでくる上に
    そのソット・ヴォーチェの甘さには
    ちょっと体感的にとろけそうになっちゃった。

    マルガレーテが突然惚れても、全然不自然じゃない。
    舞台見てないからわからないけれど
    あの声なら、どんな体型だろうが、私は(たぶん)惚れる。

    声のコントロールがしっかりしているので
    表現力も素晴らしい。
    倦み疲れたファウストから
    恋に堕ちてのマルガレーテとのデュエット
    最後に追い詰められて地獄行きの書類にサインする時の
    ドラマチックな表現力まで
    どのシーンを取っても魅力的で惹きつける。

    ピルグに比べると
    メフィストフェレス役のディ・ピエーロはちょっと弱い。
    (まぁ、今日明日の代役だから仕方ないというのもあるかもしれないが)
    弱いというのは
    もともとの声の質が、どちらかと言うとバリトンの声域で
    あまり低音の迫力がないのである。
    それと、表現力が今一つで
    声は美しいのだけれど、悪人のアクが全くなくて
    ただ歌っているだけで、役になっていないような印象を受ける。

    以前のトゥルーズの時のメフィストフェレスが
    かなり悪役だった印象が強く残っているのもあるんだけど。

    バスのエドウィン・クロスリー・マーサーは
    フローリアン・ベッシュの代役だが
    歌う部分はそれ程多くない(酒場の場面だけ)
    目立つ、という程ではないけれど
    メフィストフェレス役より声が低くてドスが効いている(笑)

    マルガレーテはメゾ・ソプラノなんですね。
    いや、ゲーテのグレートヒェンのイメージがソプラノなので
    (註 グレートヒェンはマルガレーテの愛称なので同じ人物である)
    マルガレーテ役が歌った時には
    暗めの低い声で、ちょっと驚いた。
    ファウストのテノールがあくまでも甘いリリック声なので
    マルガレーテがお母さんっぽく聴こえちゃって(汗)
    ドラマチックなメゾ・ソプラノだったけど。

    しかし、めちゃくちゃなストーリーだが
    音楽の面白さで聴かせてしまうし
    ともかくテノールの甘い声がたまらない・・・

    ドラマチックに最初から最後まで・・・と思ったら
    何だか一番最後のマルガレーテの天国行きのシーンが
    中途半端というか、ホントにそれ天国かよ?みたいな感じで
    最後のカタルシスがあまりなくて、不思議な終わり方(笑)

    いや、ベルリオーズって
    どこからどこまで、ぶっ飛んでいるんだか(爆笑)

    明日、もう一度、同じコンサートに行く予定で
    リブレットは時々見るくらいで何とかなりそうだから
    明日は歌手の見た目もちゃんとチェックして来よう。

    ベルリオーズはロリオもハラルドも好きだけど
    このファウストは、ともかく予習なくても
    そのまま聴いても、目一杯楽しめる演目なので好き、という
    怠け者(予習がイヤ)の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    白鳥の湖 今シーズン2回目

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      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2019年2月13日 19時〜22時20分

      SCHWANENSEE
      Balett in vier Akten
      振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
      音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
      舞台・衣装 Luisa Spinatelli
      照明 Marion Hewlett
      指揮 Paul Connelly

      ジークフリート王子 Jakob Feyferlik
      オデット・オディール Olga Esina
      ロットバルト Eno Peci
      王子の母 Alena Klochkova
      王子の友人たち Alice Firenze, Nina Tonoli
      Richard Szabó, Dumitru Taran
      王子の教育係 Christoph Wenzl
      侍従長 Gabor Oberegger
      第一幕
      ワルツ Adele Fiocchi, Eszter Ledán, Anita Manolova, Rikako Shibamoto,
      Leonardo Basílio, Tristan Ridel, James Stephens, Géraud Wielick
      Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Suzan Opperman, Xi Qu,
      Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young,
      Giovanni Cusin, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
      Scott McKenzie, Gaetano Signorelli, Zsolt Török, Navrin Turnbull
      女王の付き添い Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka,
      Katharina Miffek, Flavia Soares, Beate Wiedner
      第二幕・第四幕
      大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek
      小さな白鳥 Elena Bottaro, Alice Firenze, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto
      白鳥 Emilia Baranowicz, Eriona Bici, Marie Breuilles, Aoi Choji,
      Laura Cislaghi, Vanezza Csonka, Sveva Garguilo, Alena Klochkova,
      Zsófia Laczkó, Anita Manolova, Fiona McGee, Suzan Opperman,
      Olivia Poropat, Xi Qu, Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
      Isabella Lucia Severi, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko,
      Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner, Madison Young
      第三幕
      貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Eszter Ledán
      Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman
      スペインのダンス Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
      Alexis Forabosco, James Stephens
      ナポリのダンス Anita Manolova, Richard Szabó
      Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Joana Reinprecht,
      Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Oksana Timoshenko
      ポーランドのダンス Madison Young, Dumitru Taran
      Emilia Baranowicz, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
      Trevor Hayden, András Lukács, Gaetano Signorelli
      ハンガリーのダンス Nina Tonoli, Mihail Sosnovschi
      Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó,
      Katharina Miffek, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
      Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Igor Milos, Kamil Pavelka,
      Tristan Ridel, Zsolt Török, Navrin Turnbull, Géraud Wielick

      Wiener Staatsballett
      Ballettakademie der Wiener Staatsoper
      Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
      Orchester der Wiener Staatsoper

      キャストは2月11日とほとんど同じだが
      パ・ド・サンクとハンガリーのダンスに、ニナ(トノリ)が登場。
      今日のオーケストラは
      まぁ、時々、えっ?!というところもあったものの
      比較的無難な演奏だったし
      11日と同じシュトイデさんのバイオリン・ソロは
      息を飲む美しさだった。

      今までバレエの指揮者はケヴィン・ローデスが多く
      この人、バレエ専門みたいな人で熱心なのだが
      かなり突っ走るところがあって
      テンポ的に、おいおい、という箇所が多かったのだが
      今回の白鳥は、やはりバレエ専門のポール・コネリーが来てくれて
      オーケストラとバレエの一体感が、ものすごく良い感じ。

      パ・ド・サンクがかなり見応えあって
      リッチーとドミトル、違うタイプながら、ダンスは巧い。
      見事に息があって、男性2人のシーンはダイナミックで華やか。
      アリーチェのソロ、ナターシャほどのキュートさはない代わりに
      上品で明るくて、いかにも貴族という香りがするし
      ニナ(トノリ)のダンスも細かいパを完璧に余裕でこなして
      初々しい感じのキュートさがあって素晴らしい。

      プリンシパルに昇格したヤコブの長い手足が美しい。
      このダンサー、普通に観客席に居たりすると
      普通の男の子に見えるのだが
      舞台に立つと俄然キラキラしだす。
      ダンスも、かなり安定して来て
      苦手な左周りの不安定感もなくなって来た。
      初々しいながら、王子さまの気品があって優雅。
      少し残る不安定感も、かえって若々しく見えるから不思議。

      ただ、このプロダクションの主人公は
      間違いなく、オデットのオルガさまでしょう(断言)

      先回にも書いた通り
      今回は、ただ悲劇的オーラ巻き散らかすだけのオデットではない。
      悲劇的オーラはオルガさまの持ち味だけど
      それ以上に、「姫」としての気品、プライドが出ていて
      ただの「白鳥にされた悲劇的女性」ではなくて
      「お姫さま」なのだ。

      このオルガさまの気品と並ぶと
      ヤコブは、まだ、そこまで王子さまの貫禄はない(笑)
      (いや、これからよ、これから)

      第3幕のディヴェルティスモンも、それぞれ非常に良かった。
      マディソンとドミトルのポーランドのダンス
      他のダンサーと振付はほとんど同じなのに
      マディソンって、本当に独特の雰囲気がある。

      オルガさまのオデットがあまりに見事すぎて
      オディールの方は多少弱い。
      悪人になり切れていないというか(笑)
      本気で誘惑してないというか(爆笑)
      オルガさま、若い男の子にそんなに優しくしたらダメよ、というか
      何だか、親切心が見えて
      お姉さんかお母さん的で、悪女にはならないのである。
      いや、それがまたオルガさまの持ち味なので
      それはそれで、実に美しいのだが。

      最終のオデットのシーンは
      オルガさまの持ち味が最高に活きて
      悲劇の運命を嘆き悲しみつつ
      ジークフリートと別れを告げて
      白鳥になって去って行くシーンが何ともリアル。

      ウィーンのヌレエフ版の白鳥の湖は
      最後がハッピー・エンドにならないので
      最初観た時にはビックリした。
      個人的には、やっぱりハッピー・エンドになっては欲しいけれど
      オデットは白鳥として去り
      ジークフリートは溺れ死にという
      救いようのない終わり方ではあっても
      オデットはまた次のチャンスがあるかもしれないし(妄想)

      しかしジークフリートが溺死しちゃったら
      オディールは妃の地位もなくなり
      愛を誓われただけでまだ結婚していないので
      遺産相続権もないし、なんだかアホみたいじゃない(妄想)

      かと言って、ジークフリートがそのままオディールと結婚していたら
      オディールは毎日、旦那から泣き言と文句を言われるのだろうから
      (お前さえいなければ云々・・・って言いそうだよね?)
      それもまたうざい日々ではあろう。

      まぁ、そういうアホのような妄想はともかくとして
      オルガさまのオデットは、ある意味、一つの完成形に見える。
      オデットの造形は、オルガさまが若い頃から
      様々なバージョンで踊って来た白鳥の湖の中から結晶したものだろう。
      若い頃のオデットも観ているけれど
      今回のオデットは、ずっと深みを増して
      お人形さんではない、生身の「姫」としてのリアリティがある。

      今回の白鳥はオルガさまは本日で終わり。
      この後、ニナ(ポラコヴァ)とリュドミラ
      清香ちゃんのキャスティング。
      ジークフリートはデニス、ローマン、そしてワディム(!)

      全部の回は行けないけれど(コンサートとバッティングする)
      これからの他のキャストの公演も楽しみにしている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      バレエばっかりじゃないか、とお怒りの皆さま
      また今週末からコンサート通いも始まりますので
      どうぞお見捨てなく・・・

      白鳥の湖 今シーズン1回目

      0
        Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2019年2月11日 19時〜22時20分

        SCHWANENSEE
        Balett in vier Akten
        振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
        音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
        舞台・衣装 Luisa Spinatelli
        照明 Marion Hewlett
        指揮 Paul Connelly

        ジークフリート王子 Jakob Feyferlik
        オデット・オディール Olga Esina
        ロットバルト Eno Peci
        王子の母 Alena Klochkova
        王子の友人たち Adele Fiocchi, Alice Firenze
        Richard Szabó, Dumitru Taran
        王子の教育係 Christoph Wenzl
        侍従長 Gabor Oberegger
        第一幕
        ワルツ Emila Baranowicz*, Eszter Ledán, Anita Manolova, Rikako Shibamoto,
        Leonardo Basílio, Tristan Ridel*, James Stephens, Géraud Wielick*
        Elena Bottaro, Sveva Gargiulo*, Suzan Opperman, Xi Qu*,
        Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young*,
        Giovanni Cusin*, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres*, Trevor Hayden,
        Scott McKenzie, Gaetano Signorelli*, Zsolt Török, Navrin Turnbull*
        女王の付き添い Marie Breuilles, Laura Cislaghi*, Vanessza Csonka,
        Katharina Miffek, Flavia Soares, Beate Wiedner
        第二幕・第四幕
        大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek*
        小さな白鳥 Elena Bottaro, Alice Firenze, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto
        白鳥 Emilia Baranowicz, Eriona Bici*, Marie Breuilles, Aoi Choji,
        Laura Cislaghi*, Vanezza Csonka, Sveva Garguilo, Alena Klochkova,
        Zsófia Laczkó, Anita Manolova, Fiona McGee*, Suzan Opperman,
        Olivia Poropat*, Xi Qu, Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
        Isabella Luciz Severi, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko,
        Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner, Madison Young*
        第三幕
        貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Eszter Ledán
        Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman
        スペインのダンス Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
        Alexis Forabosco, James Stephens
        ナポリのダンス Anita Manolova, Richard Szabó
        Sveva Gargiulo, Fiona McGee*, Joana Reinprecht,
        Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Oksana Timoshenko
        ポーランドのダンス Madison Young*, Dumitru Taran*
        Emilia Baranowicz, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
        Trevor Hayden, András Lukács*, Gaetano Signorelli
        ハンガリーのダンス Alice Firenze, Mihail Sosnovschi
        Marie Breuilles, Laura Cislaghi*, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó,
        Katharina Miffek, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
        Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Igor Milos, Kamil Pavelka,
        Tristan Ridel, Zsolt Török, Navrin Turnbull*, Géraud Wielick

        Wiener Staatsballett
        Ballettakademie der Wiener Staatsoper
        Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
        Orchester der Wiener Staatsoper

        今シーズン初の「白鳥の湖」
        通算で数えてみたら、私は2014年から22回目だが
        このブログに引っ越す前にも、かなり観ている(記録は消えたけど(涙))
        ただ、この演出、国立オペラ座では237回目の上演だそうだ。

        まずは

        ヤコブ、おめでとう!!!!㊗

        本日の公演の後、プリンシパル任命が発表された。
        21歳の若きプリンシパル誕生である (^^)v

        白鳥の湖でジークフリートにアサインされているのを見て
        今回はプリンシパルになるに違いない、と
        せっせとチケットを買い込んでおいて良かった ♡

        さて、第一幕だが
        ちょっと待て・・・
        とある楽器のミスが、あまりに酷くて
        「退場!」と叫びたくなる位で
        そんな時に限って、この楽器のソロが結構多くて・・・

        まぁ、バレエだからな、そういう事もある(かも)

        コールドにいる私の初恋の君(に似た)マリアンが
        グラスを返し損ねて、思い切り舞台袖に投げたのには驚いたが
        うまく舞台袖に入ったので大勢に影響はなし。

        ヤコブは舞台だと、立っているだけで絵になる ♡
        ソロも、長い手足がのびのびとしてノーブル。

        でも、この舞台の主人公は
        オルガさま!!!!!
        オルガさま!!!!!!!!!!

        2007年から2009年にかけて
        オルガさまはオデット・オディールを踊っていて
        その後、2014年の再演の初日3月16日に怪我をして
        なのに最後まで踊りきって降板。
        オルガさまの白鳥は2014年の9月まで待たねばならなかったのだ。

        でも、以前のオルガさまに比べると
        今回のオデットは、なんだか芯が強い。
        ただの儚いオーラをまとった、薄幸の美女というだけではなくて
        何とも言えない気品と、その存在感が、とても大きい印象。

        オルガさまの存在感が強すぎて
        ちょっとヤコブが霞む・・・
        めちゃくちゃ美しいカップルなのだが
        オルガさまが、あれだけ存在感を出してくると
        ヤコブが、ちょっとお人形さんに見えてしまうのだ。

        ヤコブはこの役は踊るのは2回目。
        (役デビューは2017年6月1日で
         オデット・オディールはニナ(ポラコヴァ)だった)
        それなりの役作りはしっかり出来てはいるのだが
        このアホなジークフリート王子って
        ヤコブの卓越した演技力が目立つという訳でもない。
        演技力が活きるのは、ペール・ギュントとかニジンスキー役だな。
        クラシック・バレエの王子さまって
        何だかワケのわからないアホが多いんだもん。

        でも、ヤコブとオルガさまが組むと
        それはそれは美しい。
        ともかく絵になる。
        あり得ない少女漫画の一コマに見える ♡

        ポーランドの踊りではマディソンとドミトルが登場。
        いや〜、マディソン可愛いわ。ホントに魅力的。

        ハンガリーのダンスでアリーチェの相手役に
        ミハイルが出て来たのには驚いた。
        ただ、ミハイルのダンス、以前と比べると
        ちょっとキレがなくなって来たかなぁ。
        コールドで躓いて男性ダンサーが1人転んで
        後に続くダンサーが踏んづけていったけど
        最後はまとまったので、大怪我ではなかったと思う。
        (しかし、あの体勢から、よくぞフィナーレをまとめたものだ。
         さすがプロだわ・・・)

        オルガさまのオディール、魅力的。
        オデットと雰囲気が全く違う。
        今回の公演、オルガさまがオデットとオディールの役作りを
        徹底的にしたのがよくわかる。
        見せ所の32回転も、完璧な体幹で
        ドゥーブルとかはやらなかったけれど
        完璧な回転を実にノーブルに美しく見せてくれた。

        そんな悪女のオディールの後の
        最後の幕のオデットの
        あまりの透明感溢れた美しさに唖然とする。
        ヤコブのアホなジークフリードも良かったけれど
        これはもう、オルガさまの独り舞台みたいなものだ。

        同じキャストで2月13日にもう一度公演がある。
        その後はデニスとニナ(ポラコヴァ)
        ローマンとリュドミラ
        3月の最終公演の2回は、ヴァディムがゲストで
        オデット・オディールは橋本清香ちゃん!!

        全部の公演には行けないけれど
        これからも白鳥の湖を追いかけます!という
        懲りない私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        国立オペラ座 椿姫

        0
          Wiener Staatsoper 2019年2月1日 19時30分〜22時

          Giuseppe Verdi
          LA TRAVIATA
          Melodramma in drei Akten
          Text von Francesco Maria Piave

          指揮 Marco Armiliato
          演出 Jean-François Sivadier
          舞台 Alexandre de Dardel
          衣装 Virgine Gervaise
          マスク Cécile Kretschmar
          照明 Philippe Berthomé
          振付 Boris Nebyla

          ヴィオレッタ・ヴァレリー Ekaterina Siurina
          フローラ・ベルヴォア Zoryana Kushpler
          アニーナ Donna Ellen
          アルフレード・ジェルモン Saimir Pirgu
          ジョルジョ・ジェルモン Ludovic Tézier
          ガストン Carlos Osuna
          ドゥフォール男爵 Sorin Coliban
          ドビニー侯爵 Clemens Unterreiner
          グランヴィル医師 Ayk Martirossian
          ジュゼッペ Dritan Luca
          使者 Hiro Ijichi
          フローラの召使い Roman Lauder
          助手 Christoph Nechvatal

          「オペラ行かない?」のお誘いに乗って
          いつも売り切れの、かの名作オペラ「椿姫」に行って来た。

          実はこの新演出、興味があったんですよ。
          2011年のシーズン開幕に
          ナタリ・デッセイ出演という事で
          本当にナタリ・デッセイ用に作られた演出だったらしい。

          デッセイは2011年の新シーズン開幕に7回出演して
          その後はウィーンのオペラには出演していない。

          というわけで
          ナタリ・デッセイのための演出を
          ナタリ・デッセイが歌ったトレイラーがあるので
          どうぞご覧下さいませ。



          青を基調にした、倉庫のような舞台で
          舞台装置はほとんどなし。
          衣装も、最初のヴィオレッタの衣装だけ
          青でペチコートが赤という衣装だが
          男性歌手の衣装は普通の背広でコートだし
          バロック風の椅子とかもなくて(倉庫の椅子はある)
          華やかな1850年代の貴族社会+娼婦の妖しげなエロスの世界とは
          舞台装置も衣装も、かなり程遠いところにある。

          かてて加えて、バレエ・ファンであれば
          椿姫と言えば、ジョン・ノイマイヤーか
          あるいは、こちらの絵柄が頭にデフォとして入っているわけで・・・
          ⇩ 1分7秒のところからご覧下さい。
          (音楽はリストだけど、ストーリーは椿姫)



          そりゃ、ヴェルディの「椿姫」と言えば
          クラシック・ファンとかじゃなくても
          音楽はむちゃくちゃ有名だし、アリアはみんな知ってるし
          もちろんストーリーも有名。

          デッセイの回の後、様々な歌手と指揮者が取っ替え引っ替え上演して
          今回で61回目の上演になるけれど

          これだけ舞台が簡素だと
          あとは、音楽の素晴らしさと
          出演者の魅力でしか見せられない。

          バレエじゃないから、オペラだから
          見た目よりは声が出る方が優先されるのは、よ〜くわかる。

          しかも私の歌の先生が言っていたが
          このヴィオレッタの役は
          最初のスープレットと、後半のドラマチックを
          1人の歌手が歌わねばならないため
          ものすご〜〜〜〜〜〜い才能と、自由自在な声と
          むちゃくちゃ体力が必要な役のナンバー・ワンなのだそうで

          あ〜、はい、もう、言いたい事は察して下さい。

          序曲の時から
          下手(しもて)にヴィオレッタが召使いと座り
          上手(かみて)にアルフレッドが立っている。

          あ〜、ヴィオレッタのソプラノ
          あれだけエラ張っていて、顔がむちゃくちゃ大きくて
          しかも顔が首と肩にめり込んでいるスタイルって
          声の共鳴には良いんだろうなあ・・・羨ましい。

          なのに、最初のアリアであんまり声が飛んで来ない。
          一瞬、席が悪いのか
          歳のせいで耳が遠くなったのか・・・

          アルフレードも、ヴィオレッタを熱烈に恋する青年というよりは
          妖しげな趣味(ナントカ専)の中年にしか(あっ、すみませんっ汗)

          主人公2人とも、ともかく、頑張ってはいる。
          ものすご〜〜〜く頑張ってる。
          必死に声を張り上げているのがわかるし
          後半のドラマチック部分は、かなり良い感じになっていて

          まぁ、時々あるような
          お母さんと息子のラブシーンとか言う
          気恥ずかしい絵にはなっていなかった。
          (ちょっと妖しげなカップルではあったが)

          だけど、ワタシ、公衆の面前でのラブラブ行為には
          非常な偏見を持っているので
          (心理的に言えば、本当は自分がやりたい!)
          なんかもう、あちこちでガバッと抱きついたりキスしたりって
          恥ずかしくて見ていられない。
          (これが、私がオペラを苦手とする大きな要因である。
           バレエは良いの。出てくるダンサーたちがあまりに美しいので
           現実の世界とは思えないから(笑))

          唯一、ピカッと輝いていたのがお父さんジェルモンで
          堂々とした上品なマント姿で
          (しかもよく見ればそんなに歳取ってなくてハンサム ♡)
          何とも滑らかで美しくて
          切々と語りかけるジェルモン・・・

          うわあああ、この歌手だけ、格が違うわ・・・
          と思ってキャスト表見たらリュドヴィク・テジエであった。
          多少、体躯がたっぷり目になったけれど
          声は飛んでくるし、美しいし、優しくてジェルモンお父さんばっちりだった。

          実はオーケストラが非常に良かったので驚いた。
          (いや、驚いてはいけない、天下のウィーン・フィルである(汗))
          いつもバレエしか観ていないので
          オペラになると、こんな繊細な美しい音を出すのかこの人たちは
          ・・・大変に失礼な発言ではあるが、どうぞお許し下さい。
          オーケストラの音だけ聴いていても良かったかもしれない。

          途中に出てくる短いバレエのシーン。
          男性バレエ・ダンサー3人だったのだが
          主役級を踊ったダンサーは
          フォルクス・オーパー所属のサムエル君ではないか。
          (なんでそんなところだけ見てるんだ、ワタシは)

          最後のヴィオレッタの死のシーン
          ご存知、ここだけ「セリフ」が入るのだが
          (これ、大変だと思うぞ。歌声の時の声帯の位置から
           話し声の位置に戻すって至難の技。
           セリフはほとんど聞こえなかった(けれど、それは理解できる))
          そのまま、ルルベで立って、ソプラノが舞台の前の方に移動して来て

          一瞬、私は
          あ、これって、ヴィオレッタが突然元気になって
          そのまま生きてアルフレードとハッピー・エンドか

          ・・・と妄想してしまいました。
          (ソプラノ女史、なかなかご立派な体型ですし)

          舞台の前の方でルルベから美しく(これは見事)
          舞台の上に倒れこんで照明が落ちて幕。
          ちっ、ハッピー・エンドじゃなかったのか。
          (そういう演出、あっても良いような気がするが
           それやったら、ただのパロディになってしまふ・・・)

          観客のマナーに関しては
          ちょっと色々と言いたい事はあるんだけど
          あまり悪口を書くと
          自分の品性が疑われてしまうので止めておく。
          できれば上演中のお喋りとイビキは避けて欲しいとは思う(笑)

          椿姫と言えば、やっぱり音楽は素晴らしいので
          ああいう、骨格だけ、みたいな舞台装置と衣装は
          ちょっと残念ではある(しかも舞台暗いし)

          でも、良き友人と
          情け容赦なく歌手のコキおろしをしながら
          鑑賞した椿姫、非常に楽しかった。
          こういう機会がないと
          なかなかこう言う演目に行かないし・・・

          むちゃくちゃ現代演出にしてしまうのだったら
          フォルクス・オーパーでやっていた
          ピエロ・バージョンがむちゃくちゃ良くて
          (最後に抱き合って歌うシーンが抱き合わない)
          あれは、できればもう一度観てみたいものだ、と
          本気で思った私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          ドレスデン国立管弦楽団 + ティーレマン

          0
            Musikverein Großer Saal 2019年1月31日 19時30分〜21時20分

            Sächsische Staatskapelle Dresden
            バイオリン Frank Peter Zimmermann
            指揮 Christian Thielemann

            Carl Maria von Weber (1786-1826)
             Jubel-Ouvertüre, op. 59

            Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
             Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64

            Robert Schumann (1810-1856)
             Symphonie Nr. 4 d-Moll, op. 120

            ドレスデン国立管弦楽団とティーレマンの2日目。
            一時期の、あの殺気立つようなファンの集まりではなくなったような気がするが
            今でもティーレマン命、みたいなファンはウィーンに多い。

            同時にこの指揮者を苦手だ、という人々もいる。
            ともかく、何だか極端である(笑)

            私がティーレマンちょっと苦手、というのは
            指揮台での踏ん反り返った態度とか
            関係者の知り合いのそのまた知り合い、みたいな
            不確かな筋から流れてくるエピソードとか
            ワケわからん理由が多かった・・・と思っていたのだが

            そう言えば、音楽的には
            遅いテンポは徹底的に遅く
            早いテンポは徹底的に早く
            という、割に最初から透けてみえるような
            大袈裟なところが苦手だった時もあったような気がする。

            指揮台でどんな身体の動きや表情をしようが
            ダンサー見に来ているんじゃないから
            見た目はどうでも良い。
            (まぁ、美しい動きと指示の指揮者を見るのは
             別な意味での楽しみではあるが)
            あんまり事前の偏見で、出てくる音楽を縛りたくないし。

            メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲。
            出だしのあのメロディ・ラインが
            他のバイオリニストのように聴こえて来ないのは
            何か特殊なボウイングでもしているんだろうか。

            昨日と同じく、線の細い音で
            良く言えば、しなやかで、たおやかで
            音がちょっと上ずっている印象を受けるが
            ともかく、第3楽章の
            他のバイオリン奏者には出来ないだろう、というような
            むちゃくちゃ超高速の演奏には目を剥いたが

            第1楽章、細いバイオリンのソロなのに
            ティーレマンがオーケストラを目一杯鳴らすので
            (でもさすがに今日は出だし部分のオーケストラの音量は
             かなり抑えて来た)

            不安に怯える若い乙女(ちょっとカマトト入ってる)が
            ごっつい中年のおやぢに追い掛けられて
            逃げている

            ・・・という妄想しか浮かんで来ない(こらこらこらこらっ!)

            すみません、感受性ゼロなんで許して下さい。
            本日のアンコールはバッハで
            これは細かいパッセージ満杯のテクニカルな曲。
            もしかしたら、このバイオリニスト
            超絶技巧=早いパッセージが売り物なんだろうか。

            後半はシューマンの交響曲4番。

            わ〜っはっはっはっは
            すみません、のっけから大笑いで。

            出たぁ、ティーレマン節・・・というか
            遅いところは極端に遅く
            早いところは徹底的に早く
            ついでに、え?そこで?というようなところで
            突然遅くなったり、ワケのわからんところでテンポアップしたり

            もう、リズムとテンポの取り方が
            信じられない位、恣意的で
            オーケストラも時々、その変化に充分に反応できず
            縦の線が揃わない箇所が多くあって
            いや、それも指揮者の意図なのかもしれないけれど
            背筋ゾクゾクは、説明不可能な気持ち悪さ。

            しかも、テンポ落として、ものすごく重く演奏するので
            まぁ、4番って、明るい曲ではないのだが
            それでも、この暗さかよ、という程に
            徹底的にジトジト感というか
            根底で耐えられない重さみたいなものがある。

            うわああ、シューマンに聴こえませんよ、この演奏。
            何だか気持ち悪い(ズレるから)と思って聴いていたのだが
            アタッカでずっと繋げて
            第4楽章の直前のあのフレーズを
            思いっきりテンポを落として演奏したら

            ぎゃぁ〜っ、これ、シューマンじゃない
            ワーグナーの音そのものじゃないの(偏見+妄想)

            本気でワーグナーにしか聴こえなかったです。
            シューマンのあの部分の和声って
            あ〜いう風に演奏されるとワーグナーに聴こえてくるのか
            ・・・と、ちょっと不思議な気分。

            普通に聴いた事のない響き、と考えれば
            それはそれで、非常にユニークな演奏で
            目から鱗、とも言えるんだろうけれど

            シューマン演奏のコンヴェンションをすっぱり取り払って
            何だか全く新しい
            しかも、自分の好みに練り直して成型された
            別の曲を聴いているような気分がする。
            (あ〜、確かにこういう指揮者の中にクルレンツィスというのも居るが)

            ただ、その「作り直し」が
            指揮者の個人的好み以外の
            別の観点(歴史的観点とか、スコア読み解きの結果とか)を入れた
            という感じはしないのだ。
            俺はこういう音楽(例 ワーグナー)が好きだから
            この曲も、好みに従って、こうやって演奏してやる
            ・・・・というような
            ああ、これが、音楽における演奏家の自己主張というのか。
            人によっては、演奏家の芸術性とか音楽性とかと言うかもしれない。

            いやもう、途中から笑いが止まらなくなってしまった。
            (比喩的表現です、念の為)

            このお笑い感情、そう言えば
            ティーレマンとウィーン・フィルのベートーベンの6番「田園」の時も
            あまりにベートーベンが踏ん反り返っているので
            客席で笑いが止まらなかった事がある。

            ティーレマンはごく真面目に確信犯でやっているのだろうが
            シロウトの私には
            シューマン使ってワーグナーのパロディをしているようにしか聴こえない。
            すみませんね、ホントに本気でシロウトで
            妄想爆発人間なので
            ツッコミどころ満載のコンサート的な意味では
            実に楽しいコンサートだった。
            (自分がとんでもない誤解をしている事は重々承知の上で(笑))

            さて、来週はウィーンと隣接する低地オーストリア州が学期休み。
            (重ならないように州ごとに学期休みを変えているのだオーストリアは)
            大学は明日から2月一杯はお休み。
            (ただし、例のキャンセル・延期になった試験は2月の2週目にある予定)

            一応バタバタは終わって
            ナイト・ライフも少し「休暇」の予定の私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。




            ドレスデン国立管弦楽団 + ティーレマン

            0
              Musikverein Großer Saal 2019年1月30日 19時30分〜21時40分

              Sächsische Staatskapelle Dresden
              指揮 Christian Thielemann
              バイオリン Frank Peter Zimmermann

              Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
               Konzert für Violine und Orcheser e-Moll, op. 64

              Anton Bruckner (1824-1896)
               Symphonie Nr. 2 c-Moll, Fassung 1877 (William Carragan)

              ライプチヒに続けてドレスデン・シュターツカペレの客演。
              いやあ、あはは、贅沢な毎日である。

              メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲は
              フォルクス・オーパーのバレエ「真夏の夜の夢」に
              第3楽章だけが使われている。
              もしかしたら、また脳内バレエかも(笑)

              バイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマン
              あの超有名な出だしが

              あれ?

              ワタシの耳がおかしいのかも・・・
              と思ったほど
              音程感が・・・(いや、所詮シロウトですワタシは)

              バイオリンそのものの音も細いし
              いや、この曲、細くても良いのだろうけれど
              オーケストラは容赦なく鳴るのに
              なんだかオーケストラとバイオリンのバランスが良くない。

              アタッカで続ける曲で
              第2楽章とかキレイなんだけど
              で、第3楽章もテンポぶっちぎりなんだけど

              ティーレマン、何でオーケストラ指揮せずに
              ひたすらソリストに向かって指揮してるわけ?

              なんかバイオリンの調子が悪かったんだろうか?
              よくわからない・・・

              もっとも第3楽章まで行った時には
              私のシロウト耳も多少は慣れて来て
              バレエのシーンが思い浮かぶより先に
              オーケストラの音色と
              細くて上ずってはいても
              抜群に美しい音色に聴き惚れてはいたんだけど。

              アンコールに、なんだか現代曲を演奏してくれて
              こういうの好き ♡
              (もっとも、今日、和声学の試験だったので←不合格の可能性大
               単音に和声つけたくて仕方ないという
               イヤな症状が・・・)

              後半はブルックナーの交響曲2番。

              あ〜、2番・・・
              すみません、私、2番、予習してない(汗)

              ただ・・・
              ブルックナーの交響曲って
              極論を言ってしまえば
              全部同じなので(あっ、ブルックナー・ファンの皆さま、ごめんなさい)

              テーマの繰り返しと展開
              巨大なクローズ部分のブロック
              クレッシェンドで盛り上げて盛り上げて
              盛り上がったところでゲネラル・パウゼで
              また最初からの繰り返し(極論です、極論)

              ティーレマンはブルックナーは暗譜。
              (メンデルスゾーンはスコアが譜面台の上にあった)

              いや、でも、これ、すごくイイ感じ。
              オーケストラの音色とブルックナーがすごく合ってる。

              ドレスデンの音って、渋い。
              渋いけれど、厚みがあって、重厚で
              まさに教会のオルガンの音を聴いているような気分。
              あの厚みは貴重だなぁ。
              ライプチヒの音も重厚だったけれど、もっと明るかった。
              ドレスデンは底の方からガッチリしている感じがする。

              オーストリアのオーケストラもブルックナー好きで
              よくブルックナーを聴くのだが
              オーストリアのオーケストラって
              ブルックナーを演奏させても
              もっとチャーミングというか・・・(言いにくい・・・汗)

              ドレスデンとティーレマンのブルックナーは
              聴いている方も、ちょっと気を抜いたら
              ブルックナー先生・・・というよりは
              ティーレマンに「ふざけるな!」と怒られそうな気がする(笑)

              ティーレマンという指揮者は
              熱狂的なファンが多くて(たぶん今でも?)
              ただ、キライな人は徹底的にキライになる傾向がありそうだ。

              確かに指揮しているところって
              なんか、こう、異様に偉そうで怖いんだけど
              どんなに怖くても
              個人的な係わりは一切ないので(笑)
              ニューイヤー・コンサートでのドヤ顔も
              まぁ、そんなもんかって感じだし。

              考えてみれば
              好きな指揮者・好きでない指揮者、という基準がおかしいので
              作る音楽が自分の好みに合う傾向の指揮者と
              合わない指揮者って感じで分けた方が良いかもしれない。
              具体的に演奏される曲目でも違ってくるし。
              (ティーレマンのベートーベンを追い掛けた時には
               実はちょっとげっそりしつつ
               次に何をやらかすんだろう、という怖いモノ見たさだった。
               2008年〜10年の話。チクルス買った経過は ここ

              個性の強い指揮者は
              得意なものもあれば、不得意なものもあるだろう。
              だから、ティーレマンの熱狂的ファンの皆さま
              夜道で私を見ても、ナイフでぐっさりはしないで下さいまし。

              明日もツィンマーマンのメンデルスゾーンなので
              もしかしたら今日は調子が悪かったのか
              明日になればわかる(かもしれない)

              明日の朝、今学期の最終試験。
              2月の2週目に一つ、3月中旬に一つあるけれど
              合格か不合格かはさて置いて
              やっと2018年・19年の冬学期、3学期目が終わる。

              3月から4学期目。
              学期の切り替えが違うから
              日本風に言えば、まだ2年生なんだけど(笑)
              3月中旬の試験に合格して
              今日のクソ難しかった試験を
              先生が甘い目で通してくれれば(一応授業は全部出席だった!)
              やっと必須科目は全部カバー、という私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              数えてみたら
              このブログに引っ越してから
              ティーレマンのコンサート44回行ってるわ。
              (オペラ2回を含む)
              コワイもの見たさ(聴きたさ?)かもしれないけれど
              意外に数多く遭遇している指揮者だった。

              ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 + ネルソンス

              0
                Musikverein Großer Saal 2019年1月29日 19時30分〜21時30分

                Gewandhausorchester Leipzig
                指揮 Andris Nelsons

                Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
                 Ouvertüre zu „Ruy Blas“, op. 95

                Robert Schumann (1810-1856)
                 Symphonie Nr. 2 C-Dur, op. 61

                Felix Mendelssohn Bartholdy
                 Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90 „Italienisch“

                明日の15分の口頭試験のため「だけ」に
                ここ2週間ほど、論文読みまくり、メモ取りまくり
                メモ取っても記憶力ゼロなので、次から次に忘れる知識を
                明日の午前中まで覚えていれば、と必死になって

                これに時間を取られたので
                もしかしたら2時間ほど勉強して受けたら受かったかも
                という試験を2つ放棄して
                (次のチャンスは3月にある)
                万全とは言わないが
                授業で出た事の20%くらいは何とか頭にこぼれず入ってるかも

                そういう、頭の中が満杯の状態の18時に
                教授から、明日の試験は病気のためキャンセル
                ・・・とメールが入ってきて
                ああああああ、と大声で叫びたい。

                今週が終わったら、結果はどうあれ清々して
                1週間ほど、遊びに出る予定だったのに
                遊びの間に、詰め込んだ知識が消失してしまうので
                同じ事を繰り返しか、と思っただけで
                ちょっと、いや、かなりクラクラくる。
                (全部暗記しなおしかいっ!!!)

                まぁでも、もちろん風邪とかうつされてもイヤなので
                仕方ないのは仕方ないけれど
                だったら、他の勉強しておくんだった!!!!
                (ほら、ワタシ、段取りが得意なので
                 ちゃんと予定を立てていたのが
                 こういう事態になると、段取りが全部狂うのだ。
                 日本人としては、これが一番イヤ)

                ・・・お前の大学生活について聞いてない!
                という読者のお叱りの声が聞こえてくるような気がする。

                理不尽な怒り収まらず楽友協会に出かけるワタシ。
                他の試験勉強していないんだったら
                コンサートなんか行くな、という声も聞こえてくるが無視。

                ライプチヒ・ゲヴァントハウスとネルソンスの2日目。
                最初はメンデルスゾーンの演奏会序曲ルイ・ブラス。

                わっはっはっはっは
                これ、フォルクス・オーパーの真夏の夜の夢で
                序曲のあと、幕があいてパックの登場の後
                シーシアスとヒポリタが踊るシーン。

                もちろんバレエ用には編曲されているので
                この長さではないのだが
                その分、オリジナルの繰り返しがあると
                同じシーンが私の頭の中で繰り返し再生される。

                でもオーケストラの音が違う。
                (すみません、フォルクス・オーパーのオーケストラ
                 巧いんですけど、ここまでの豊かで柔らかな音の響きは・・・)
                芳醇な音色と言うべきか
                あくまでも透明なのに、しっかり芯が通っていて
                でも、固くならず、とても柔らかい。

                シューマンの交響曲2番。
                これはまた、音の響きが違う(そりゃ当たり前だが)

                どっしりと重い印象が強い。
                時々、鳴らしすぎの感もないわけではないが
                ホームのゲヴァントハウスは音響がかなりデッドらしく
                もともとオーケストラもそのデッドな音響に慣れているためか。

                ネルソンスの指揮が巧い。
                鳴らしすぎを充分に注意しながら
                細かい部分のニュアンスの表現が見事で
                まるで新しい交響曲を聴くような感じがする。

                ああ、これって、こういう表現だったのか、とか
                あっ、こんなところで、こういうメロディの繋がり方、とか
                新しい発見が様々なところに見受けられる。

                ダイナミック・レンジが広いので
                時々、あまりにダイナミック過ぎて、というのが
                第1楽章にはあったけれど
                (昨日のシューマンのゴツゴツと同じ印象)

                続く楽章は、もう見事に音響が楽友協会にマッチしていて
                しかも、低音がど〜ん、と効いていて
                高音や弦だけのアンサンブルの軽さも素晴らしい。

                第3楽章は歌わせて歌わせて
                あの楽章、時々退屈になるところもあるのに
                全く退屈さを感じさせず
                ゆっくり目のテンポなのに
                あまりにオーケストラが歌うので、あっと言う間だった。

                昨日の3番より、もっと角が取れた感じ。
                なのに、ちゃんとエネルギッシュな部分はキープしていて
                素晴らしい演奏だった。

                後半はメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」

                うおおおおお・・・
                また音が変わった・・・

                割に通俗的に流れがちな曲なのだが
                何と透明感と明るさに溢れた美しいメロディ・ライン。

                ・・・頭の中にはフォルクス・オーパーのバレエ・シーン(自爆)

                振付師のヨルマ・エロが使った音楽に不満はないが
                メンデルスゾーンの真夏の夜の夢だけじゃ足りなくて
                イタリア交響曲、まさか最初から最後まで
                4楽章全部を使っていたとは・・・(唖然)

                バレエの第3幕ほとんど全部が脳内に行ったり来たり。
                (バレエの音楽は編曲されているので)

                バレエが再現されると
                頭についつい聞き慣れたオーケストラの音も響きそうだが
                (数えてみたら、このバレエ12回鑑賞している)
                まぁ、そこらへんは何とか・・・
                そこまで記憶力ないし、音楽性もないのは却ってありがたい。

                いやしかし、このイタリア交響曲、むちゃ良いわ ♡
                細かい部分までしっかり音楽的に考え抜かれていて
                しかも、音楽が語る事、語る事。
                (本来、語っているのはイタリアの風景のはずで
                 オベロンがティターニアを呼ぶところではない・・・)

                脳内バレエに感激しているのか
                音楽に感激しているのか
                ちょっと自分でもワケわからん有様になって来たのは
                アホみたいだが

                メンデルスゾーン、むちゃ良かった。
                考えてみたら、メンデルスゾーンって
                ライプチヒの地元民じゃないか。
                そりゃ、オーケストラにしてみれば
                オラが村の大先生さまの曲、という事で
                張り切るのも理解できる。

                今日は1日、うっすらとだけど太陽が出ていたし
                (なのに、実施されない試験の勉強で
                 10時過ぎから19時まで図書館に閉じこもっていた私(涙))
                メンデルスゾーンのイタリアって
                いつ聴いても、元気が出る曲だし
                (あまり、こう、人生に悩んでいるとかじゃないところがヨイ)

                明日の(既に捨てている)もう一つの試験に向けて
                憂鬱になりながらも
                「先生、追試ってありますか?」というのは
                ドイツ語で何て言うんだったっけ、と
                考えながら帰宅した私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                落ち込んだ時の万能薬は
                音楽とバレエですね、うん(断言)

                ところで、このオーケストラのオーボエも
                実にチャーミングな音を出すのだが
                (時に甘くなり過ぎて、ちょっとイヤミ(=カマトト)っぽく聴こえる)
                ウィーンのオーボエって
                他のこういうオーケストラに比べると
                慎み深いというか、はっきり言って地味というか
                引っ込み思案というか
                やっぱり、楽器が違うからなんでしょうかね・・・(不思議)

                追試ありますか?のドイツ語だけど
                簡易に言うなら Gibt es einen zweiten Prüfungstermin ? なのだろうが
                Gäbe es irgendwann eine andere Möglichkeit, die Klausur nachzuholen ?
                とか言った方が良いんだろうか???
                (大学の先生、みんな、凝った言い回しをお使いになるので・・・)

                ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 + ネルソンス

                0
                  Musikverein Großer Saal 2019年1月28日 19時30分〜21時40分

                  Gewandhausorchester Leipzig
                  指揮 Andris Nelsons
                  ピアノ Hélène Grimaud

                  Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
                   Ouvertüre „Meeresstille und glückliche Fahrt“ , op. 27
                  Robert Schumann (1810-1856)
                   Konzert für Klavier und Orchester a-Moll, op. 54
                   Symphonie Nr. 3 Es-Dur, op. 97, „Rheinische“

                  先週はウィーン・フィルの舞踏会とかで
                  コンサートがなかった楽友協会だが
                  今週は月・火がライプチヒ・ゲヴァントハウス+ネルソンス
                  水・木がドレスデン・シュターツカペレとティーレマンという
                  旧東ドイツ祭り。

                  その上、この2つのオーケストラが演奏する曲目が
                  異様にニアミスなのである(笑)

                  ゲヴァントハウスはシューマンとメンデルスゾーン。
                  ドレスデンはシューマン、メンデルスゾーン、ウエーバーとブルックナー。
                  (ドレスデンはフランク・ペーター・ツィンマーマンの意向なのか
                   2日続けてメンデルスゾーンのかの名曲、バイオリン協奏曲を演奏する)

                  さて、大学は2月の学期休みにむけて
                  (新学期は3月開始)
                  1月の終わりは試験週間で・・・

                  あ〜、もう、言いたくない(冷汗)

                  今学期で必須科目は全部カバーする予定だったのに
                  とんでもない講義を取ってしまったために
                  その準備に全部時間を使ってしまっている。

                  ちなみに、日本だと大学(学部)と大学院は分かれているが
                  こちらは学部も院も一緒くた。
                  学部1年生から修士課程の終わりの学生まで
                  同じ講義や演習にいる。ワケわからん。

                  閑話休題・・・

                  このコンサート、チクルスにはなかったので
                  別途にチケットを買ったのだが
                  そうすると貧民席(それでも26ユーロ!)では
                  何も見えず
                  ただ、まぁ、音響だけは抜群だけど(笑)

                  メンデルスゾーンの演奏会用序曲。
                  メンデルスゾーンって
                  本当に何を書いても基本的に器用で
                  そつがないと思う。
                  それだけに、他の強烈な個性の作曲家に埋もれがちだが。

                  来学期にメンデルスゾーンの演奏会用序曲のゼミがあるのだが
                  オペラ研究入門と、時間的にばっちり重なっていて
                  ちょっと悩んでいるところなのだ。
                  オペラ苦手なのでメンデルスゾーンの方が良いかなぁ。
                  (苦手なオペラを克服したい、という欲望もあるのだが)

                  シューマンのピアノ協奏曲では
                  ・・・すみません、もう、ぐったり寝ました。
                  (どうせ誰も見てないだろうし)
                  グリモーのピアノって
                  実にダイナミックでオーケストラから浮き上がってくるし
                  聴いていて、明るいオーラがとても快適なのだが

                  うつらうつらした脳内で音楽を噛み砕いていたので
                  第2楽章の、あの、ピアノとオーケストラの対話が
                  ・・・なんだかちぐはぐというか
                  ピアノとオーケストラが巧く噛み合っていないような
                  不思議な印象を残した。
                  まぁ、たぶん、妄想です。
                  アンコールはなし。

                  後半のシューマンのラインだが
                  う〜ん、シューマンの交響曲って
                  一時、むちゃくちゃ聴き込んだ時期があって
                  その時に自分の曲が頭の中に出来てしまっているのもある。
                  (これを耳逆らいとも言う)

                  何だかこの演奏、すごくゴツゴツしている、というか
                  その分、構成はしっかりわかるし
                  モチーフの削り出しも見事なんだけど
                  メロディ的には断続性が耳につく。

                  あくまでも主観だけど
                  ダイナミックな表情が時々強すぎて
                  音が跳ね回っていて落ち着かない。
                  (それだけに、エネルギッシュな若々しい演奏、という受け取り方もあろう)

                  この交響曲の第3楽章と第4楽章は
                  ほとんどの場合、アタッカで続けて演奏されるけれど
                  ネルソンスは、この間にパウゼを持って来た。

                  確かに、楽章間を開けた方が
                  第4楽章が独自の楽章としての音楽性を持つのだが
                  ワタクシ的には
                  あれは、暗い暗い暗いジメジメから
                  突然、日光が差し込んでくるのが良いわけで
                  いや、だから、主観の問題です。

                  何せ、何にも見えなかったし
                  (まぁ、いつもの事だが
                   もうちょっとマトモな席だったら、ちょっとは見えたかも)
                  後ろの方で小声でおしゃべりしている人に
                  振り返って文句をつける気力も体力もなかったので
                  どうぞご勘弁下さいまし。

                  明日の試験はばっくれる予定なので
                  (3月の2回目の試験に挑戦するつもり)
                  1日図書館に閉じこもって
                  枯渇した記憶力を一夜漬けに有効に使おうと
                  固く決心している私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  バレエ コッペリア 初日

                  0
                    Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年1月27日 19時〜21時45分

                    COPPÉLIA
                    oder das Mädchen mit den Emailaugen
                    Ballet in drei Akten

                    振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                    音楽 Léo Delibes
                    リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                    舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                    舞台再現 Jean-Luc Simonini
                    衣装再現 Michel Ronvaux
                    照明 Jacques Giovanangeli
                    指揮 Simon Hewett

                    スワニルダ Natascha Mair
                    フランツ Denys Cherevychko
                    コッペリウス Alexis Forabosco
                    村長 Franz Peter Karolyi
                    農民の娘 Emila Baranowicz
                    スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                    Anita Manolova, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
                    マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                    Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                    Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
                    András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli, Géraud Wielick
                    村人 Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Alene Klochkova, Katharina Miffek,
                    Igor Milos, Gabor Oberregger, Kamil Pavelka, Alexandru Tcacenco, Zsolt Török
                    中国の人形 Nicola Barbarossa
                    ペルシャの人形 Marat Davletshin
                    楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                    コッペリア Eriona Bici
                    アウローラ Nina Tonoli
                    夜 Madisson Young
                    夕暮れ James Stephens
                    糸紡ぎ Sveva Gargiulo, Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee,
                    Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                    花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                    婚約者たち Scott McKenzie, Arne Vandervelde
                    Giovanni Cusin, Marian Furnica, Zsolt Török, Narvin Turnbull
                    12時間 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka, Gala Jovanovic,
                    Oxana Kiyanenko, Alena Klochkova, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
                    Flavia Soares, Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder
                    領主 Christoph Wenzel

                    コッペリアのプレミエ(初演)

                    激しく悶絶中・・・・

                    ゲネラル・プローベは15ユーロでバルコン席だったが
                    本日は貧民席の天井桟敷に逆戻り。
                    チケットは今日の方が高い。
                    更に、年間25ユーロを払っている
                    バレエ・ボーナス・カード(全バレエ公演15%割引)は
                    プレミエには適用されないのである。
                    天井桟敷21ユーロの席で
                    何をブツブツ言ってるやら(苦笑)

                    いやもう、本当にこの演目、チャーミングでステキ ♡
                    舞台も衣装もダンスも
                    伝統的なロマンティック・バレエそのものだし

                    音楽が良いんですよ、コッペリアは。
                    (シルヴィアもドリーブで、後半、同じ曲が使われていた(笑))
                    レオ・ドリーブという作曲家は
                    バレエ以外ではコンサート等で演奏される事は滅多にないけれど
                    チャイコフスキーが聴いて感激したくらいだし
                    第一、聴いてみたら、誰でも知ってます (^^)v

                    キュートなキュートなナターシャが
                    キュートに語るスワニルダの役と
                    キャラクターに挑戦のアレクシスが
                    役作りについて語るフォルクス・オーパーのプロモーション・ビデオをどうぞ。
                    (すみません、ドイツ語だけです)



                    第2幕だが
                    これ、スワニルダが人形に代わってから
                    スワニルダは出ずっぱなしで
                    人形の動きをしたり(ナターシャも難しいと言っている)
                    人間の動きになったり
                    (途中でコッペリウスが本を読んでいる時にフランツのところに行くのも
                     人間の動きをする。2役をとんでもない短い間に行ったり来たりする)
                    シーンにある人間に化すシーンの後
                    足で本を蹴っ飛ばしたり
                    人形を壊そうとしたり、とんでもない悪ガキになる(これがまた可愛い)。
                    でもって、スペインのダンスを踊っちゃったりするので
                    まぁ、このスワニルダって、技術に加えて
                    とんでもないスタミナが必要だわ。
                    (第3幕には、もちろんパ・ド・ドゥもソロもある!)

                    デニスがまた、小回りが効いたキレのよい踊りをするし
                    ちょっと浮気オトコのフランツ役とぴったり合っていて
                    ナターシャ・デニスのカップルって
                    パリのおケーキの上に乗ってますって感じの砂糖菓子みたい。

                    スワニルダの友人役も美少女揃いでキュートで
                    あ〜、もう、これこそ舞台の上の「おとぎ話」そのもの。

                    アレクシスのコッペリウスは演技の役だが
                    ゲネプロの時も思ったけれど
                    彼はこの役をよくこなしている。
                    インタビューでも言っていたけれど
                    人物をしっかり自分の中で構築しているのがよくわかる。
                    (演技できるダンサーが増えるのは嬉しい)

                    細かい部分の配役に至るまで
                    すごく合っていて
                    どのシーンを観てもため息ものの美しさ。

                    第3幕で私の初恋の君に似たマリアンが
                    凛々しい花婿姿で登場するのも
                    客席から望遠鏡で見ながら
                    眼福感に酔ってしまうのである。
                    (個人的感想です。でも、この衣装、ものすごく合っていて♡)

                    いやもう、ウィーン在住の皆さま
                    機会があれば、是非、ご覧下さいませ。

                    ただ、この演目、子供でも見られるし
                    (今日も後ろの子供が、ずっと足で私の席を蹴っ飛ばしていた)
                    ものすごい人気になるんじゃないかなぁ。
                    徹底的なロマンティック・バレエだから
                    子供と年配の客が多そうだ。

                    とんでもない講義を取ってしまって
                    まだ書式の試験なら、見てダメだと思ったら出てくれば済むのだが
                    恐ろしい事に、水曜日に口頭試問なので
                    ワケのわからんドイツ語と格闘しているので
                    今日はここまで・・・

                    まぁ、試験ダメだったら
                    また2月に追試のチャンスはある・・・と思うけれど
                    最後の最後まで悪あがきしている私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    悪あがきしているくせに
                    バレエやコンサートには行く(断言)
                    だって、これに行かなかったら
                    何のために大学行ってるのか
                    本末転倒なのですワタシの場合は(笑)

                    しかし本気でワタシはナターシャのフィギュアが欲しい・・・
                    (机の上にあったら勉強しなくなる可能性はあるが・・・)

                    マルティン・グルービンガー + ユジャ・ワン

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                      Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年1月26日 19時30分〜21時15分

                      ピアノ Yuja Wang
                      パーカッション Martin Grubinger
                      The Percussive Planet Ensemble
                      Martin Grubinger sen.
                      Leonard Schmidinger
                      Alexander Georgiev

                      Béla Bartók (1881-1945)
                      Sonate BB 115 für zwei Klaviere und Schlagzeug (1937)

                      György Ligeti (1923-2006)
                      Fanfares. Étude Nr. 4 (Études pour piano, premier livre, 1985)
                      Der Zauberlehrling. Étude Nr. 10 (Études pour piano, deuxième livre, 1988-94)
                      Désoudre. Étude Nr. 1 (Étude pour piano, premier livre)

                      Iannis Xenakis (1922-2000)
                      Okho (1989)

                      Nikolai Kapustin (*1937)
                      Variationen op. 41 (1984)

                      John Psathas (*1966)
                      One Study (2005)

                      Arturo Márquez (*1950)
                      Danzón Nr. 2 (1994)

                      ユジャ・ワンの衣装が衣装が衣装が・・・😱

                      最初の登場では、黒のほとんどビキニの水着タイプで
                      上はギリギリで胸のところだけ隠して
                      お腹+背中はばっちり見えて
                      下半身はホットパンツのもっと短いような(だから水着です!)
                      黒のストッキングに、黒の10センチ・ヒール。

                      うわあああ
                      いや、ユジャ・ワンの衣装がスゴイのは今に始まった事ではないが。
                      私でも鼻血ぶーになりそうな状態。

                      最初はバルトークの2台のピアノとパーカッションのための曲。
                      編曲して、ピアノ1台にマリンバ2台+パーカッションで演奏。
                      古典曲だが、やっぱりパーカッションに混じると
                      ユジャ・ワンのピアノのタッチが
                      尋常でなく強いにしても
                      マリンバの音にかなり消されてしまうところがある。

                      ユジャのソロで、リゲティのエチュード3曲。
                      いや、そりゃ、むちゃ巧い。
                      リゲティあたりだと
                      ピアノはほとんどパーカッションと化すのだが
                      超高速のテンポを正確無比に保ちながら
                      中からメロディを引き出してくる手腕に脱帽。

                      クセナキスはパーカッションだけで演奏。
                      うおおおおお、カッコいい ♡
                      黒いTシャツとズボンを着た若い男性3人が
                      (パパ・グルービンガーは出ていなかった)
                      激しくパーカッションを演奏するところなんて
                      聞いても観ても、悶えるじゃないですか。
                      まるでダンスのようで。

                      しかし面白いなぁ。
                      クセナキスのパーカッション曲は
                      パーカッション・アンサンブルとしては
                      ヨーロッパのクラシック史では初期の作品だと思うのだが
                      パーカッションだけ、とは言っても
                      途中にテルツやクヴァルトの音の移動も微かに聞こえて
                      メロディ・ライン(音の上下)が残っている。

                      リズムそのものは、クセナキスなら
                      数学使って緻密に計算してある乱拍子だろう。
                      ついついトランスクリプションの癖が抜けず
                      ついつい拍子を数えようとしてしまうのだが(こらこら)
                      クセナキスの曲の拍子を数えても無意味で
                      本当に数えたり理解しようと思ったら
                      やっぱり楽譜が必要だ(数学だから・・・)

                      マルティン・グルービンガーとその仲間たちのリズム感。
                      いや〜、もう、マルティンが、ものすご〜〜〜く楽しそうに演奏してる。

                      この人、昔の日本に生まれていたら
                      2代にわたって、田舎の村の鎮守のお祭りで
                      ものすごい名人芸で太鼓を叩くファミリーとして
                      庄屋さんとかお代官さまとかのお気に入りになって
                      将軍の前で演奏・・・とかしていたんだろうなぁ(妄想です、妄想)

                      ニコライ・カプスティンの曲が演奏されたのは嬉しい。
                      もちろんピアノ独奏である。

                      で、ユジャ・ワンの衣装が衣装が衣装が・・・ 😳

                      クセナキスの間に衣装替えして
                      今度は金箔のラメの、超ミニのドレス。

                      胸の間がお腹まで開いていて
                      もちろん背中は丸出しで
                      肌色(金色?)のストッキングに
                      金色の(たぶん)13センチのピンヒール。

                      ピンヒール履いてピアノのペダル踏むの、大変なんじゃないだろうか。
                      (ピンヒールはほとんど床と平行になっている状態)

                      カプスティンはジャズのエレメントが楽しいので
                      ノリノリのリズム感に加えて
                      ジャズのハーモニーがとても美しい。
                      ユジャ・ワンって、技術だけじゃなくて
                      このピアニストの音楽性って抜群だわ。
                      様々なスタイルに対しての反応の良さがずば抜けている。

                      ジョン・プササズの One Study は
                      ピアノとパーカッション。
                      マリンバも入るけれど
                      後ろに、ナベのかかったスタンドが・・・(笑)
                      マルティンがマリンバを演奏しながら
                      時々後ろを向いて、大小の鍋を叩く(爆笑)

                      この人、ヨーロッパ中世に生まれていたら
                      貴族のキッチンで料理しながら
                      料理の間や洗い物の時に
                      夢中で鍋を叩きまくっていたに違いない(妄想)

                      民衆の中には、きっと、ナベ叩きのエンターテインメントとか
                      あったんだろうなぁ。記録も楽譜も残っていないが。

                      この One study って、実にクールな曲。
                      ユジャ・ワンのピアノも、ばっちり活きていて
                      あの強いタッチでなければ
                      このグループの中では生きていけないだろう(笑)

                      最後はアルトゥロ・マルケスのダントン・ヌメロ・ドス
                      ・・・だったんだけど
                      ピアノとパーカッション(マリンバ含む)の編曲が
                      ものすごくエネルギッシュで
                      むちゃくちゃカッコいい ♡

                      原曲にあるような、ちょっとしたメランコリーなんて
                      どこにある?というような感じだが
                      いやぁ、良い曲ですなぁ。
                      ピアノのユジャの後ろで
                      ものすごく嬉しそうにカホンの上に座って
                      叩いていたマルティンの嬉しそうな顔。

                      マルティン・グルービンガーって
                      ドラマツルギーを知り尽くしてるな。
                      観客に「楽しんでもらう」というコンセプトが中心にあって
                      しかも古典曲から現代曲、最後はメキシコの現代タンゴまで
                      どんどん聴衆を熱狂に巻き込んで行く。

                      アンコールするかな?とみんなウズウズして待っていたら
                      マルティンがマイクを持って

                      「みんな、ありがとう!
                       実はアンコールは用意していないんです。
                       今日は休憩なしの長いコンサートなので
                       みんな、コンサートの後にトイレに行きたいだろうと思って・・・
                       メンバーで話し合ったのですが
                       だったら、プササズの曲で即興しちゃえ、という事になりました」

                      というわけで
                      プササズの曲の一部を即興で。

                      ユジャの後ろで、マルティンがカホンに座ったら
                      パパ・グルービンガーも
                      ユジャのピアノの横に座って
                      嬉しそうにシェイカー振ってた。

                      聴衆熱狂。
                      最後は全員のスタンディング・オベーション。

                      マルティン・グルービンガーも追いかけて長いけれど
                      (確か Frozen in Time の初演(2007)に立ち会ったと思うので
                       考えてみれば、もう10年以上)

                      この元気なパーカッショニスト
                      永遠の「男の子」って感じがスゴイな。

                      エネルギッシュで天才で
                      本当かどうかはともかくとして
                      演奏している時が、ボク、一番幸せ・・・っていう
                      アドレナリン爆発状態が
                      こちらにも伝わってきて
                      聴衆もノリノリになってしまうので
                      一度ファンになったら止められない中毒症状が出る。

                      マルティン・グルービンガーは
                      次はヨーテボリ交響楽団との共演でコンツェルトハウスの舞台に立つ。

                      もちろんチケットは確保済み、という
                      割にしつこいファンの私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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